次の活動実施予告・実施済の報告


〇第2回定例活動は5月11日土と予告していましたが、サツマイモ苗入手の都合で5月19日日専用畑で実施に変更します。
〇 第1回特別活動は、5月5日日こどもの日午後実施しました。

2022/11/10

5,000年に一度も無かった?(写真追加+末尾:おまけの絵日記)

   天王星 が、皆既月食の月に…   
[凍ったメタンの色:青色に輝く天王星]
月食自体は地味だけれど、条件がそろえばだれもが肉眼で観察できる天象(てんしょう)。
11月8日は、全国的に観測条件が良い場所が多く、各地で皆既月食が観測されました。
私は、日中、F幼稚園での激しい農作業で疲労困憊していたけれど、自宅で写真を撮影。
[画面左下に、食にちかづく天王星]
新聞・TVなどでの報道(一部)では、
「この現象は1580年の安土桃山時代以来462年ぶり、次に起こるのは2344年で322年先」
…との事だったけれど、
調べてみるとこれらはいずれも皆既月食と同時に起こる「土星食」
つまり、皆既月食と同時に起こる惑星食の頻度を表している…ということ。
「天王星食」の事ではない。

「国立天文台によると、日本で皆既月食と天王星食が重なるのは、
 過去5000年間で一度もなく、極めてまれな現象」
という大変に珍しい天象(天文現象)。
いいかえると、5,000年ぶりではなく、過去5,000年間を検証したけれど、一度も起こっていなかった天象…ということ。

そもそも天王星が人類に発見されたのは、1781年。
天王星は、6等級だから肉眼でぎりぎりで見えるか見えないか?
土星ははるかに明るく肉眼でも見やすいから、422年前の人でも見えたかも?
当時の人が、気にしていたか?は不明。
いつもの満月と6等星では、あまりに輝度差が大きすぎて肉眼のみならずカメラでもなかなかうまく写らない。
皆既月食で月自体が暗くなっているおかげで輝度差が少なく、近づいていく天王星がちゃんと写ってる!
天王星や冥王星が青いのは、凍ったメタンの色だそう…。
拡大しても恒星は点だけれど、惑星はちゃんと円形に見える!
おお!わずかに月の下に、青い点の天王星…。
ついにほぼ月の下に接しそう…
よくよく月の下端を見ると、本当にすれすれに月に接している!!
月の下端を拡大すると…。
ついには、ようやく「食」(月に隠れて見えなくなったということ。)
この頃になると、皆既月食が終わりに近づき、月面の左端が強い輝度で輝くように…。
6等級の天王星が現れただろうころは、月が食を脱し明るくなってしまってうまく写せず。
かくして5,000年に一度の天象は、終わり。。。
寒かったけれど、風がなく、何とか長時間の撮影ができた
 5,000年に一度もなかった夜 でした。

〈おまけ:A家 姉妹の観望記
A家ママより、以下のコメントと絵日記(一部)をお送りいただきました。

「11月8日に私立の某天文台へお邪魔し、
 望遠鏡で月食等観測させて頂いた時の子供達の感想です。(A家ママ)

MiAさん(姉:中3)
『天王星を初めてみられて感激だった。
 ちゃんと丸かった。』


MaAちゃん(妹:小3)
(絵日記より)
『11月8日(火)天気晴れ 7じはんから10じまで

ききょう442年ぶりの月食とてんのう星食を見ました。
(小池注:正確には、皆既月食と同時に起こった惑星食)
オレンジ色の月にてんのう星がかくれていきました。
そのとき、ラッキーだなあと思いました。
そのあと、ながれ星をはじめて見ました。
うれしかったです。
そのあと木星と火星も見ました。
2022年→2464年の人へ』


個人天文台の見学会に行けたなんて、うらやましい!!
天文で、惑星と恒星の違いは、望遠鏡で丸く見えるか、点に見えるか?という違い。
さすがお姉ちゃんは、ちゃんと観察して気が付いている!
妹の絵もコメントも、とても癒されて…。
2464年の未来人もきっと関心。
文章:小池常雄
写真:   同
撮影日:20221108
撮影場所:自宅2階デッキ
使用機材:レンズ/タムロン150~600mm × 1.4倍コンバーター(820mm)換算
ボディ/ニコンZ5
ブログ編集:小池

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