収穫用包丁を改造 + トラクター修理
つくし野ビオトーププロジェクトは、支援くださる方の様々な能力で支えられています。
今回は、お二人の2つの専門能力で支援していただきましたのでご紹介します。
私が子供の頃は自分専用の小刀を持っていて日常生活の中で様々に刃物を使っていました。
現在は、刃物は危険なものとして扱われ、子どもには触らせない傾向が強くなっています。
でも、畑での農業体験では刃物の利用は必要不可欠。
私は一人一人安全確認ができる状況では、なるべく子供たちに刃物を使って、
直接、野菜収穫の体験をしてもらっています。
今畑では、キャベツ・ハクサイが急成長中。
今年も間もなく収穫期がやってきます。
これらを収穫する際、従来は一般家庭用の先がとがった包丁で切っていましたが、
子供の手では硬い根元を横方向に切り取ることはなかなか大変な作業。
今回、実際の農家が、大量のハクサイ・キャベツを収穫する際用いる専用包丁の形状を真似、手持ちの包丁を改造。
この形状なら、こどもでも柄を前に押すだけで、根元が切れるはず…。(12月に実証予定)
樋村顧問は、金属の加工(切断・研磨…)が得意。
ついては、ご自宅でボランティアで開いておられる「おもちゃ病院」の工房にお邪魔し、加工をお願いしました。
最初に、マジックで切断する包丁にマーキング(下)。
先端を切断し、加工した後が上の物。
やはり、100均で買った安物は、簡単に切断できたけれど、高価だった包丁の方は切断が容易ではなく。
作業手順は、最初に、切断する包丁を万力で木材に固定。
一番左は、今回加工しなかった古い包丁。
残り3本が、先端を切り落とし、刃をつけた特製野菜収穫用包丁。
この後は、私が砥石で研いで、刃先を調整。
完成後は、収穫の時、未就学の子でもうまく収穫できるか、畑で試すまで…。
●小型トラクターを修理
最近また、専用小型トラクターが不調。
これまでも何度もしていただいている、小型トラクター修理を、またS家パパにお願い。
畑の隅でエンジンを分解して確認していただくと、
やはり不調(すぐにストールして止まってしまう)の原因は、
給油系統の中に混入したゴミのせいとか…。
分解しているのは、内燃機関のシリンダーに気化したガソリンを送り込むエンジンの心臓部。
シンプルだけれど、ちゃんとしたエンジン。
何せ、F1でも活躍した私と同郷出身の本田宗一郎のホンダ製エンジン。
プラスチックだけれど、ホンダレッド?の車体!!
故障の原因はこの中央部の小さな穴に、ゴミが詰まったこと。丁寧に掃除して、部品を丁寧に元に戻し…。
エンジンをかけてみると、順調にブルルルル…。
やはり、熟練したエンジニアのS氏が作業する手元を見ていると、気持ちがいい。
世の中には数多くの専門分野があるけれど、それぞれに熟練するのは時間も経験も必要。
私もいろいろなことを自分でやるけれど、出来ないことは「助けて!」…とお願いする。
お返しを何もできないのが悩みなのだけれど…。
中村さんが一度耕耘してくださったものの、支援してくれた子たちに踏まれて硬くなってしまった年末のソラマメ種まき用地を、再度耕耘。
この後、畝立てをし、12月の活動に備えます。
樋村さん、Sさん、お二人の特技で支援いただき、ありがとうございました。
〈おまけ:稲の収穫〉
現在の自宅に引っ越してから、もう25年以上続けている玄関先のバケツ稲の収穫をしました。(11月2日)
これは収穫前の様子。
やや遅めだけれど、最近はスズメが減ってしまい、食べられてしまうことがない。
肥料も今年はやらなかったので、放任栽培。刈り取った稲穂は、今年は脱穀する予定がなく。
お正月飾りにでもしようか…。
文章:小池常雄
写真: 同
撮影日:20221029・1027
ブログ編集:小池
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