次の活動実施予告・実施済の報告


◎2024年度つくし野地区での活動は延20回実施。延参加者数は766名でした。 ◎F幼稚園での活動は延15回、延871名参加でした。 ◎小川小への出張環境学習は延11回実施。延887名の参加でした。 全て無事終了しています。
〇2025年度の第5回定例活動は、7月26日 (土)13:30実施予定です。第5回特別活動は、実施日未定です。

2025/07/16

小川小 に出張環境学習(その19/2025年度:第5回)

  「きみたちは、どこからきたんだい?  
  ~野菜のルーツ(ふるさと)はどこ?」  
7月15日火曜:2限目(9:20~10:05)。
小川小の2年生2クラス全員64名に出張環境学習を実施。
実は10日ほど前、同校H校長から2年生対象に「野菜について」話してほしい…と連絡があり。
準備に使える時間が限られ、また2年生相手であまり難しい話はできないし…と考えた結果、当方の畑で成長している野菜の実物を見せながら、当方の活動でも時々、話している野菜の原産地:ルーツについてお話をすることに…。
事前に準備した掲示はこんな感じ。
いつものように手元にあったビジュアルシートは選抜して準備。
更に、いつもの活動同様に、校庭で栽培している作物の実物を準備。
私からのおはなしは、つくし野での活動と、身近な野菜について簡単に…。
中でも子供たちが校庭で育てている7種の野菜について、実物を交えて丁寧に。
私が手にしているのは、つくし野の畑で育てていて大きく育ったオクラの葉っぱ。
これは稲穂を見せて、6-7000年の人類が改良してきた作物であることを説明。
そもそも2年生相手なので、学校で勉強してきた内容では、野菜についての話は成り立たず。
ついては、予め知識を伝えるのではなく、校庭で育てている7種の野菜(キュウリ、ナス、オクラ、トマト、ピーマン、ダイズ(エダマメ)
、サツマイモ)について、世界中からきているけれど、どこからきたのか?を考えてもらうことに…
2年生に興味を持ってもらうために、事前に4人程の16のグループに分かれて活動することにし、各グループに野菜のイラストシールを準備して置き、世界地図に張り付けてもらうことに…。
初めてのやり方だったし、そもそも全く知識のない内容だったはずなので、それぞれのチームを回ってやり方を説明。
ハサミとノリを持ってきてもらいワイワイと作業してくれて、少しほっとして…。
7種の野菜には、事前に両面テープを貼っておき、ぺたりと…
10-15分の個別ワークショップの時間を取り考えてもらった後で、それぞれに7つの野菜について、個別にふるさとと思われる場所を発表。
答え合わせは、前に貼った世界地図に野菜イラストシールを貼る方法で発表。
当たっていると、「イェイ!」と声をあげるのは、2年生男子らしく…
色々な意見を出してくれ…
事前に作っておいた野菜シールを、お話ししながら世界地図に貼り付けて…
この女の子は手をあげてくれたのだけれど、良く聞こえずこんな感じに…
こんな丁寧に、話した内容をメモしてくれて…
最後に、担任のI先生がうまくまとめて下さり…。
事前の準備時間が限られており、2年生64名一斉にお話しすることは、
幼稚園児99名にジャガイモについてお話しすることとはまた別に異なる困難さもあり…。
なるべく現物をたくさん事前に準備し、私からのお話しばかりにせず、事前に用意しておいた野菜イラストシールを世界地図に貼り付ける方法で、飽きないように気を付けて…などに配慮し…。
おかげさまで、何とか切り抜けることができ…。
そもそも野菜の原種は今食べている野菜とは、大きく姿かたちが異なるものも多い。
食文化の元となる野菜は、それぞれの地域・人類の文化や交流の歴史と深く関わっているのだけれど、こうやって地図に落としてみると面白い。
熱帯や温帯にルーツがあるものがほとんどだけれど、開発の歴史が浅いオーストラリアにルーツがあるものが無いのも、改めて認識した次第。

片付けしている時も、声をかけてくれ…。
嬉しい限り…

この日の参加者は
2年生1組・2組:64名
校長・担任:4名
講師(小池):1名
参加者の総合計:69名

小学校のHPでは、当日の夕方までにこんな表現で紹介して下さって…。
こんなコメントを頂きうれしく思います。
(注)HPからの転記部分

「昨年度から頻繁にお世話になっている、つくし野ビオトーププロジェクトの代表 小池常雄さんから、野菜についてのスペシャル授業をしていただきました。
テーマは「きみたちは、どこからきたんだい?」です。
そもそもみんなの知っている野菜は日本にあったのか?ということから始まり、それぞれの野菜はどこからやってきたのか、予想してみよう!ということになりました。
「野菜のふるさと」をグループで相談して、世界地図に貼っていきました。こどもたちは、自分の生活経験や料理、形や色から、どこから来たのか想像を巡らせていました。

もちろん大人でも知らないし難しいですが、問われなければ考えもしなかったことを考えてみることが大事ですね。
答え合わせでは、みんな食い入るように前の掲示を見ていました。
とても楽しめたようで、授業後の中休み中も、小池さんの近くに行って質問したり、お話したりしている子がたくさんいました。
今、2年生は、学校の畑で7種もの野菜を育てています。
(キュウリ、ナス、オクラ、トマト、ピーマン、エダマメ、サツマイモ)
それらのルーツを考え、野菜により一層興味をもてるようになったのではないかと思います。
自由研究でさらに深めるのもいいかもしれませんね。」


〈おまけ:作成したオリジナル資料〉
文章:小池常雄
写真:担任の先生、小池
撮影日:20250715
撮影場所:町田市立小川小視聴覚室
引用:小川小HP:学校日記
編集:小池常雄

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