巻頭特集が「生きものとふれあいたい!」
9月15日(日)の新聞:朝刊に折り込まれた「広報まちだ」で、私たちの活動ととても似た内容が紹介されていますのでご紹介します。最近は、新聞をとってしないご家庭もあり、折り込み広告に紛れてしまう場合もありますので、改めてこのブログでご紹介します。第1面と2面が、その記事です。
ちなみに、この広報誌は、町田駅、つくし野センターなどの施設でしばらくは配布していますので、実物をピックアップすることができます。
文中で紹介されている「まちだ生きもの探しマップ」は、市よりいただき、活動の中で配布したものです。原本は、市の施設などで配布していますし、以下の町田市のHPで、紹介されていますので、PDFで見ることができます。
https://www.city.machida.tokyo.jp/smph/kurashi/kankyo/kankyo/midori/shikankyo_ikimono/ikimonomap.html
また、第2面では、「トンボを自宅に呼ぶ方法」「家庭菜園に生き物が来るよ!」…などの記事があり、当つくし野ビオトーププロジェクトの活動内容と、関連した内容が紹介されています。
「トンボを自宅に呼ぶ方法」の記載を見ると、トンボに卵を産ませるために、水槽を用意する方法を紹介しているようですが、実際この方法では、たとえ卵を産ませられても、幼体をうまく成長させ、成虫にするのはとても厳しいように思います。
水槽が置かれる場所によっては、真っ先に水が有機物で腐敗します。
次にこの時期、蚊が卵を産むと、最初は捕食者がいないのでボウフラになり、近隣から苦情につながりかねません。
ヤゴが孵化すると幼虫のエサとなる(小さいときはボウフラやミジンコ、ほどほど大きくなってからはアカムシなど)生きた生物が必要不可欠です。
これらが育っていて、たくさんいる環境がないと、幼虫は死滅します。
トンボには、タマゴを産ませただけになってしまいます。
そもそも水面に卵を産むタイプのアカトンボやシオカラトンボの卵はとても小さく、このブログで紹介したようなアゲハチョウの卵のように目立たないので、産んでいるところを目撃でもしないと水中に沈んで見つけられません。
生きた生物を育てることが、いかに大変であるか、
生きものを呼ぶには生活史を通じたエサなどが確保できる「安定した環境」をまず整えておくことが大切であることは、
つくし野小や恩田小、殿山公園の整備の活動に関連して、繰り返しお話ししているとおりです。
成虫になる寸前のヤゴを、冷凍アカムシで餌付けできても、それでもきれいな成虫になれる羽化の成功率は決して高くないことは、このブログでも繰り返しご紹介しています。
更にこのページで紹介されている「生きもの発見レポート」については、活動の中でもご紹介しました。
町田市に寄せられた生き物の写真は以下で、紹介されています。
https://www.city.machida.tokyo.jp/kurashi/kankyo/kankyo/midori/ibent/chosa/photo.html
更に「スマホでレポート!生きものみ~つけた」に関しては下記です。
https://www.city.machida.tokyo.jp/smph/kurashi/kankyo/kankyo/midori/ibent/chosa/ikimonohakkenreport.html
9月30日まで実施されている募集に関してのPDFは以下です。
https://www.city.machida.tokyo.jp/kurashi/kankyo/kankyo/midori/ibent/chosa/ikimonohakkenreport.files/cirashi0814.pdf
なお、以前も紹介しましたが、町田市のHP(環境資源部 環境・自然共生課)には、市内の団体の活動紹介として、当活動も紹介されています。
https://www.city.machida.tokyo.jp/kurashi/kankyo/kankyo/midori/shiminjigyousha_katudo/katudodantai/tsukusino.html
市内のビオトープの紹介として、当活動の写真なども紹介されています。
http://www.city.machida.tokyo.jp/kurashi/kankyo/kankyo/midori/ibent/biotoputukuri/biotope_picture.html
併せて、ご覧いただければ幸いです。
以上です。
引用:「広報まちだ」2019年9月15日号:第1916号
文章:小池常雄
ブラックログ編集:同
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