次の活動実施予告・実施済の報告


◎2024年度もつくし野ビオトーププロジェクトを実施します。
〇第2回定例活動は5月11日土と予告していましたが、サツマイモ苗入手の都合で5月19日日専用畑で実施に変更します。
〇 第1回特別活動は、5月5日日こどもの日午後実施します。

2019/09/26

恩田池にトンボを呼ぼう!

恩田小で今年2度目の特別授業を実施
9月24日火曜日の5時間目、横浜市立恩田小5-3組からゲストティチャーとしての再訪の要望に応え、2度目の環境学習の授業をしました。
タイトルは、「恩田池にトンボを呼ぼう!」に変更。 限られた時間でできることを実施。
この日は1回目の授業からちょうど2週間後。
担任の倉持先生と20日に事前打合せ。建設当時の設計図を見つけ着色してみるとこんな感じ。
[昭和62年建設時の外構設計図に私が着色したもの。石組や植栽、スロープなどは既存とは異なります。]
設計図なので、実際とは石の形や大きさが違うけれど、まあこんな感じでできています。
池の中の色が濃いところが深いところ。
概ね大きさは、2200×800×D500。 周辺の深さはD200なので、300㎜深い。
この西側にポンプの取水口、東側に排水口があり、中央部分に鉢を沈められないか?と計画。
さらに、浅い部分つまり池の端には、小さい鉢を沈めることに…。
この日の準備は樋村さん、佐々木さんと11時から。 資材の一部は事前に正門前に…。
各種教材を準備し、ブルーシートを敷いたりし・・・。
その後、樋村さんが池の深い場所をロープで分かるようにしてくださり、生きもののサンプルを採取。
 

5時間目の定刻よりやや早めにスタート。
準備を事前に入念にしておいても、この内容を1コマで終えるのはきつい!(笑)
お話しは、前回のふりかえりをした後、恩田池の環境の多様性を増すため、エコトーンを増やして、ヤンマなどのトンボも卵を産めるような環境にするため、少し掃除をして鉢に植えたヒメガマなどを沈めたい…などというお話をしました。
実際の作業は、池の掃除をする人と、池に沈める鉢の準備をする人に分かれて作業。
狭い池なので、中に入れる人数は限られ、長長靴を履いて池に入る子をジャンケンで決め…。
元気な女の子が勝ち残り、一緒に池の中から繁茂しすぎた水草を除去。

 

これはいったん池から上げた水草:アナカリス。 
アオミドロを除去した後、量を減らして戻しました。
一方、沈める鉢を作ったのはこちらのチーム。
後に管理しやすいように、取手付きの鉢を入手。
根が周辺に繁茂しすぎないよう鉢の中に目の細かいネットを入れ、砂、池の泥、防腐剤、荒木田土(田んぼの土)、赤玉土を混合したものを投入。
水中の養分も吸収しやすいように、側面・底面に15mmの穴を電動ドリルで開口。
ケガをしないよう作業方法を指導し、あとは子供たちが自分たちの手で実施。



時間が全く足らず、あわてて写した集合写真は、こんな感じ。
5年3組のみんないい顔! ありがとう!(集合写真は、リサイズしてあります)
《おまけ:その1/鉢の断面》
一番底にはハチ底石、その上にネットの袋の中に、砂場の砂、防腐材、池の底の泥、荒木田土をブレンドしたものを入れ、底に植物を植え付け。
こちらは浅い、岸沿いのイメージ。実際はこんなに深くないのでハチは1つ。
《おまけ:その2/池にいた生き物たち》
授業の前に確認した池の生き物たちを紹介します。
ヤンマのヤゴは、ほかの池から移したものだそう…。
今年生まれた小さなアカトンボと思われるヤゴもたくさんいました。
今この大きさだと、ヤンマに捕食されてしまうかも…。
 
 
《おまけ:その3/翌日の池の様子》
翌日、昼前頃、恩田小学校に確認に行った池の様子。
泥の濁りは消え、上の流れに移したメダカの動きも見られました。
変化はすぐには目立たないけれど、来年のいまごろには、ヒメガマも育っていると思います。それを楽しみに…。
恩田小古屋校長先生、倉持先生、5-3の皆さん、佐々木ご夫妻、そして樋村さんありがとうございました。
                   以上です。
文章:小池常雄
平面図のベース:建設時の外構設計図
写真:佐々木夫妻、小池
使用ドローイング:小池
ブログ編集:同

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