命を食べること
これは、ニワトリの雛の丸鶏のローストチキン。聞きなれない食材の名前は、ゲームヘン。要するに、若鶏。
処理されて、1羽ずつ冷凍されてパックされて売られている食材。
国内のスーパーでは見かけることはあまりなく、やや専門的な食材を扱っているお店で調達。
クリスマスなどによく作られる丸鶏のローストと比べ、重量では1/2から1/5かな?
一般に市販されている丸鶏は、小さいもので900グラムから2キロ~2.5キロほど。
私の片手に乗るくらいのボリュームで、重さは18オンスtまり510グラムほど。
(1オンス=28.349523125グラム)
だからずいぶん小さい。
ゆっくり時間をかけて解凍したものを、よく洗い、拭いた後で胡椒や塩を塗り付け、密閉袋に入れてまた一晩。
今回はローストチキンにしたので、おなかの中には五穀米のチャーハンを詰め込み、オーブンで調理。
調理時間を大きな丸鶏のものをそのまま設定したので、正直なところ,やや焼過ぎ。
本来は、ジューシーで柔らかい食材なのだけれど、香ばしいところを通り越して、やや焼き過ぎになってしまっていたけれど、それはそれでおいしく・・・。
1月の活動では、一番身近な野鳥についてお話しているけれど、これは野鳥ではなく家畜のニワトリ(チキン)。
でもふつうチキンを食べるときは、切り分けられていて、調理済みのものを食べるから、あまり元の姿・形を思い浮かべることはないけれど、こうやって小さくても丸鶏を料理してみると少しリアル。
活動の中で、植物以外の生き物は、皆命を食べないと、生きていけない…なんてお話ししているけれど、毎日の暮らしではあまりそんなことを感じることはなく。
でも、丸鶏だと、いかにもの姿で、命をいただいている感じがとても強くする。
魚を1本、さばいても同じ。
毎日3食、食事をしますが、全ての食事において、動物植物問わず、命をいただいて、自分の命を長らえていることを感じた料理となりました。
続編も別料理でありそうです。
文章:小池常雄
写真:同
撮影日:2020年1月19日
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