次の活動実施予告・実施済の報告


◎2024年度もつくし野ビオトーププロジェクトを実施します。
〇第1回定例活動は4月20日土専用畑で年間プログラムの発表や新キャベツなどの収穫体験などを実施しました。
〇 第1回特別活動は、連休期間中に野菜の収穫た体験を実施予定です。確定後このブログで紹介します。

2020/11/26

サツマイモ料理 ・自宅でできたイモ  オンパレード

   収穫できたサツマイモで、いろいろな料理  

サツマイモ料理の紹介のはずが、なぜキンピラ??
これは、サツマイモの収穫当日、活動の解散後、CYさんママがお嬢さんと二人で畑に残り、イモのツルの先っちょのほうの葉柄(ようへい:葉の一部で、茎・枝につながる細い柄(え)のような所)を切り取り(この写真を撮り忘れてしまい…)、その日の夜、作った料理。
活動の中で、何度か、私は芋ツルも食べられるとお話ししているけれど、皆さんイモに目がくらんで、収穫してくれる人が出ず。
私も、活動日は、とても収穫する余裕がなく…。
夕食でおねいちゃんはぺろりと平らげてくれたとのこと。
戦時中はイモはつるまで食べたということは知っているけれど、知識として知っているだけと、「実際に収穫して、料理して、食べてみる」事とは大違い。
すばらしい体験的環境学習のイモ料理の一品!と思い、冒頭にご紹介。

CYさんママからいただいたものは、まだ続く。
これは、豚汁かな?味噌汁かな?
「(この)サツマイモは(畑の土づくりから、植付を経て、)収穫まで(の過程)を知っているから皮をむかずに食べられるんです。
余すことなくいただけて感謝です。」…とのこと。
なかなかこんなことを書いてくれる人はいません。
植付後の草取りに始まり、暑い盛りもずっと気にかけてきた私には、涙なしには、
いただいたLINEから書き写せません。(涙)
お椀の中で、ニンジンとともにサツマイモの皮の色がとてもきれい。
下の写真の薄茶色の液体、なんとこれは、
イモを蒸した器の底に溜まった汁は甘くなるので塩で味付けして飲みました」とのこと。
「残りの汁は、味噌汁のだしに混ぜたり」
「蒸したイモはつぶして冷凍、お正月の栗きんとん用に保存しました。」…だって!!
お正月料理に使ってもらえそう。 栗きんとんの写真も送ってね!!
それにしても、私も知識として知っていても、やったことのないものばかり。
お聞きすれば、
「私の母も、戦後生まれですが、身のまわりに戦争があったころの話をしてくれる大人がまだいた時代に育ちましたので…」とのこと。
自分が聞いたことを実践して、自分の子どもたちにも経験させた…ということは素晴らしい。
今は、飽食の時代。誰もイモのつるには目を向けないけれど…。
下の写真は、イモのつるで作ったリース?
「子供たちがいただいたツルですが、戦いごっこに使った後、リースの土台になるかな?とまとめて干してます。
これだけで、玄関がオイモのにおいです。」…だって。
江戸時代だったか、飢饉(ききん:天候が悪く、作物が採れず、食べ物が何もなくなって飢えてしまうこと。昔はたくさんの人が亡くなったことも…)に備えて、
イモのつるで縄をない(綯う:ひも状の細いものを編んで紐にすること)農作業や保存用に用い、何年も保存して備えたとか…。
乾燥したツルは、短く切って、お湯で戻せば、イモガラ(サトイモやヤツガシラから葉っぱの葉柄を切り離し、干したもの)と似たようなもののはず。
食べられないことはないにしても、ほとんど栄養はないはずで、本当に飢饉のときの厳しさがしのばれる…。
ちなみに、イモガラは私も食べたことがあり。
山田洋二監督の「武士の一分」という映画の中で、キムタクの演じる主人公が奥さん役の壇れいに「イモガラでも炊いてくれ…」というセリフがあり。
主人公の貧しくつつましやかな生活を表す意味のセリフとは分かったけれど、私は食べたことはなく。
食べてみたくなり、北関東の小都市に、仕事で出かけたとき、道端のひなびた八百屋の隅っこに転がっていたのを見つけて、買い求め。
一袋で100円くらいだったか…。
自分で水で戻し、だし汁と醤油、みりんで煮て食べてみたけれど、ふにゃりとしてあまり食感らしいものはなく。
もともと、すかすかした植物の部分だから、汁はよく吸っていたけれど。
イモガラを炊いたものを食べた妻が、翌朝、檀れいになっていたか?
私がキムタクになったか??は…
…ご想像に任せます。

今年はあまり参加者の皆さんから、イモ料理の写真は届かず。
代わりに、5月の活動で差し上げたイモの苗から袋づくりの栽培方法でできたサツマイモの写真がいくつか送られてきて…。

ESさんは、活動で収穫したサツマイモと合わせて乾燥中。
右側の緑色のものをよく見ると、アサガオの種。来年の種まき用。
YNさんのご自宅で袋づくりしたサツマイモの収穫物。
「こんな感じな小芋でした」とのことでしたが、まあ陽当たりによるので、
まずまずの出来ではないですか?
MNさんの成果!
「春にいただいた苗から、立派なお芋ができました。」とのこと。
確かに、膨らみ具合といい、色つやといい、素晴らしく。
これは私が畑で作った袋づくりの1つの収穫物。
右端のものをよく見ると、1本の根がずいぶん長く、かつ、根がオイモとして膨らんだところが2カ所!面白い。
お寄せいただいたイモ料理の写真が少なかったので、以下は我が家のお嬢様の作品。
例年通り、誰も持ち帰らなかったネズミに齧られた残りの部分を捨てられず、持ち帰り。
優しく蒸したものに、はちみつを絡め、黒ゴマを散らし。
形がバラバラなのは、ダメな部分を切り取った後だから…。
これは洋風に、サツマイモマフィン。
あまり、砂糖を加えすぎないほうが、サツマイモの風味がよく味わえ…。
バターをつけても、ジャムをつけてもなお、おいしく。
定番のイモご飯。少しもち米を混ぜてあり。
黒ゴマをかけ忘れ…。
美しく、お皿に盛った写真は撮りそびれたけれど、スイートポテサラ。
以下は、サツマイモコロッケの作成順に…。
きれいに真ん丸に揚がり…。
割ってみると、サツマイモベースに、ひき肉とチーズが混ぜてあり、なかなかに美味。
ネズミの食べ残しとは思えない。
文章:小池常雄
写真:CYさん、ESさん、YNさん、MNさん、小池
ブログ編集:小池

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