はなののなのはなはなのなあに?
[畑のウネにこぼれた種が芽生えた菜の花は、四方八方へ爆発したように花が咲き] |
「はなのの…」は詩人谷川俊太郎の「ことばあそびうた」のなかの「ののはな」という詩。
引用すると
ののはな
谷川俊太郎
はなののののはな
はなのななあに
なずななのはな
なもないのばな
いうまでもなく原文はひらがな。
漢字にするといかに記したような感じになってしまって、とてもつまらない。
野の花
花野の野の花
花の名何
薺菜の花
名も無い野花
この詩のポイントは、限られた種類のひらがなが連なっていることにある。
外国語には、本当の意味(音のトーンも含め)は翻訳できないのは、俳句などと同じ。
漢字で書いて面白みがない。
山村慕鳥の「いちめんのなのはな」は教科書で学んだかな?
「いちめんのなのはな」という題と思い込んでいたけれど、調べなおしてみると
「風景 純銀もざいく」という詩。
でも「いちめんのなのはな」で覚えている。
3連が同じ構成で繰り返されるのだけど、1連だけでも十分、春を満喫。
文章:小池常雄
写真:小池+金森さん
撮影場所:専用畑
撮影日:202010228
ブログ編集:同
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