「ヤンマ誘致大作戦」 実施

この日も暑く、13時過ぎから資材を搬入。
事前に用意しておいたガマなどの抽水植物や、ウキとして使うペットボトル(たくさん)、プラ製苗トレイ(25枚!)、シュロ縄、タイバンドなどの資材もジムニーに満載の量を搬入。
プラ製苗トレイを2つを内側向けにタイバンドで留め、横にPETボトルをウキとして縛る。
更に全体を安定させるために中にレンガをネットに入れたものを縛り付け…
更に、トレイの隙間を利用して、上下2ヵ所をガマなどの抽水植物を縛って固定。
委員会の活動時間は放課後なので、1時間ほどに制限されるとか…
で、事前にH校長・O副校長・小池の3名で事前準備をしておくことに…
活動時間が限られるので、資材をセットして、すぐ固定できるようにしておくのだけれど、12基(4基×3台)のフロートを事前準備するのは大変。
事前に準備し、セットなどをした全景はこんな感じ。
最初は、H校長から目的などを飼育委員全員に説明。
次に私から、トンボ・ヤンマには3種類の産卵方法があり、空中・水面に産卵できるアカトンボやシオカラトンボはプールに産卵できるけれど、水面から突き出た抽水植物の茎などに産卵するヤンマ類はプールの環境そのままでは、産卵できない…ことを説明。
ついては、生物多様性を高め、来初夏にはヤンマのヤゴを確認できるようにしたい…とお話し。
時間が無いのですぐ作業に着手。さすがに校長・副校長の事前準備もあって、かつ飼育委員が5・6年生の事もあって、短い時間の簡単な説明で理解してくれて、イメージしたものが手際よく組み立てられていく。
事前の想定では、4ユニットをこの場所で組み立ててから運ぶ予定だったけれど、活動時間の制限もあり、2ユニットに組み上げたものをプールに運ぶことに…
プールは運動場から見下ろす場所にある。
プールは運動場から見下ろす場所にある。
斜めになっているものもあるけれど、まあそれはそれ。
そもそも事前の想定では4連をさらに3連結してプールサイドの四方から引っ張り、プールの中央に設置する想定だったのに、2連が別々に浮き、何とかなっているだけでもすごいこと!
ここで大変に驚いたのは、フロートを水面に浮かべたとたん、直ぐにギンヤンマのペアリングしたつがいがやってきて産卵を始めたこと。
フロートのおかげで産卵の時に掴まる場所ができたため、水中?シュロ縄??に卵を産み付けている!!
これはH校長先生が、撮影しているところ。
私のいた位置からでは距離があり、コンデジのズームでは、下の写真のように、上下にオスメスが連なっていることはわかるけれど、いかんせん画質が悪い。以下の3枚は、H校長先生による撮影。
オスの姿は良く写っているけれど、下のメスがかぶってしまっていて、残念。
よく見ると、下にいるメスのシッポが曲がって水面に触れ、産卵しているらしいことがわかる。

自分で皆に、事前に説明した内容なのだけれど、説明した後、それがすぐに目の前で見られ、私がいちばんびっくりしたという次第。
(実は事前にギンヤンマに頼んでおいた…というのは大ウソ(笑))
さてはて、来年の初夏、成長したヤンマのヤゴたちの姿が見られるのだろうか?
この日の参加者は
小川小飼育委員会:17名(5・6年生中心)
先生:4名(担担当教員2名・H校長・O副校長)
出張環境学習支援:1名(小池)
参加者の総合計:22名
〈おまけ:前日譚:新治小にガマを頂きに…〉
H校長から「小川小のプールにヤンマをよびたい!」…と連絡があったのは、
前週半ば、9月3日の水曜日。
作業予定日は8日月と聞き…
台風接近の情報の中、5日金は大雨の予報でその後は週末。
ついては慌てて新治小のF校長先生に連絡を取り、ガマの提供を急遽お願いしたにもかかわらず、ご快諾頂き。
最初の連絡があった翌日、4日木曜午前にはH校長と新治小まで伺い。
ヌマエビも沢山いて…
H校長の写真が多いけれど、私もちゃんと働いていたことの証拠写真。お土産をたくさんいただき…
小川小の昇降口横に仮置きしたところまででこの日の作業はおしまい。
〈おまけ:小川小HPでの記録〉
文章:小池常雄
写真:H校長、小池
撮影日:20250908
撮影場所:町田市立小川小内
引用:小川小HP
編集:小池


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