顕微鏡を使うと見たこともない世界が!
[ 顕微鏡で見た、コンツナのナノハナの花粉の写真:撮影はスマホ ] |
学校の宿題で、花の絵を描くことが出されたのだそうで…。
それなら…ということで、自主的・発展的課題をやれば?と提案し、
実体顕微鏡と私の子どもの頃使っていた53年物のビンテージ物の顕微鏡をお貸しし…。
更に、畑に咲いていたいろいろな種類のナノハナやダイコンの花を提供。
MAさんの机の上は、こんな感じ。その中で、顕微鏡で、拡大してスケッチすることをお勧め…
右の白く輝く照明は、お貸しした電球型のLEDランプ(昼光色)。
小さくて明るいので、こういう机の上での観察用にはピッタリ。
[追記]MAさんは、女性なのはなんとなくわかるよね。
そのせいなのか、わたしにはこの写真を送ってもらった時、アニメの「風の谷のナウシカ」の腐海の植物を研究している、ナウシカの実感室のように思えて…。
(ちなみに私はこの映画を最初のロードショーの前、試写会で見たというのが自慢!)
これは畑のコマツナの花を採取しているところ。
上の写真の丸い形は、顕微鏡の鏡胴の形。
更にそれをトリミングすると下記のように…。
本当は染色するともっと輪郭や形がよくわかるのだけれど、何もしなくてもここまで見える。
昔はこんな写真を写すのは大変な機材が必要だったけれど、今はスマホのカメラのレンズが小さくて高性能。
接眼レンズの覗くところの光軸に、角度を合わせるのが、特別な機材がないと少し大変だけれど、それでも手持ちでも枚数を写せば、こんな感じに…。
もし、手元に顕微鏡があればぜひ試してみてはいかが??
長かった自宅待機もまもなく終わり。 宿題も着々完成。これは、宿題の花のスケッチと+αで観察した花や、花粉の顕微鏡写真で研究した自主研究のノートだって!!
菜の花の断面。
《おまけ:モルフォ蝶の鱗粉》
下の写真は、数年前南つくし野小の蝶プロジェクトの見学に行った際、写させていただいた、モルフォ蝶という蝶の鱗粉。翅の外側だけにこの輝く青い発色があり、普段は閉じておいて、外敵に襲われたりするとパッと開いて驚かせて逃げる…というもの。
鱗粉にこんな色がそもそもついているのではなく、「構造色」といって、光の反射の時に鏡面の微細な構造のおかげで色がついているように見えるというもの…。
不思議だね・・・
日本の生き物では玉虫の羽などがこの構造による発色。
見る角度によって色が違って見える。
文章:小池常雄
写真:MAさん、MAさんのママ、小池(モルフォ蝶のみ)
ブログ調整:小池
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