いやいや淡水生の二枚貝:ドブガイ
毎年秋:九月の活動で行く、こどもの国近くの恩田駅近く、奈良川の親水スペースで今年の初夏発見!…と写真をお送りいただいたもの。
在宅勤務で平日出かけたS家族が発見!!
在宅勤務で平日出かけたS家族が発見!!
「ジャンボシジミですか?」と、写真とともに質問が飛んできて…。
確かに例年、普通サイズのシジミが採れる場所。
実はこれ、淡水生の二枚貝、ドブガイ(土負貝、溝貝)。
タナゴが卵を産み付ける宿主としても有名。
殻が大きいわりに実はとても小さく、食べられないわけではないけれど、あまり味は…。
淡水生の真珠を養殖したりする母貝としても使われたそうで…。
イメージとしては、沼や池での生息をイメージしていたけれど、ここは小河川ながら結構流れは速い川。
真珠養殖に使われたらしく、貝の裏側は少し汚れているけれど、真珠色に輝き。
そもそも、こんな貝が卵を産めば、流れに流され、次第に生息域が下流になっていくはずだけれど、どうして上流にもいるのだろう?と調べてみると…。
何と、ハゼの仲間のヨシノボリに稚貝の時に取り付いて、川をさかのぼって生息域を広げているのだそうで…。
内側、外側を使い古した歯磨きブラシで洗うとこんな感じ。
きれいになったね…。
真珠光沢がよくわかる。
きれいになったね…。
真珠光沢がよくわかる。
先日、ブログで書いたつくし野の住宅庭での猛禽ツミの捕食シーンも驚いたけれど、この貝にもびっくり。
私たちが暮らす身近なところにも、驚きの生き物が生き、暮らしている!
文章:小池常雄
写真:Sさん家族
ブログ編集:小池
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