あれあれ、両側に目がある??
白目ではなく黄色だけれど、瞳に相当する部分に白い光まで入っている。
この時期剪定しないと大変なことになるので、剪定していると、切り取った葉にいた個体と一瞬目が合いぎょっとした。
一体何か?と少し引いてみると…
どうやら向こうも驚いたらしい。
驚いた時の警戒態勢だろう、頭部の数節を強く内側に巻き込む姿勢を取ると、2つ目の模様が頂部に胴体上部が顔のように見え、捕食者(おそらくは鳥類)を威嚇するのではないか?
この種の幼虫には毒はないことは分かっていても、瞬間的にはびくっとする。
中央部の明るい黄色の網目模様とおしりの尖った三角形といい、普通のイモムシとは全く異なった生き物に見える。
驚いた威嚇姿を解き、強く曲げた本当の頭部を前に出し、スタコラ逃げ出そうとしている…。
若齢の個体で、驚いている姿。
体表全体は明るい色で、目の模様はコントラストが弱く、アピールしない。
「目玉もようのイモムシ」というワードで検索してみると、下記がヒット。
少し細かい部分が異なるけれど「アケビコノハ」かな?
[引用:上記HP:取りついている木の葉はアケビではない] |
生き物が身を守る方法はさまざま…。
何十億年の進化の結果とはいえ、良く進化したものと…。
〈おまけ:昆虫展での展示〉
上野の科学博物館での特別展「昆虫MANIAC」でこの昆虫の成虫の写真が展示
文章:小池常雄
写真: 同
撮影日:20240503・04
0802
撮影場所:小池自宅
編集:小池
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