22年をへて豊かな周辺環境に…
世田谷区砧にある放送技術研究所
この研究所は、TV放送そのものの開発に始まり、衛星放送や、ハイビジョン、地デジなど、現在の放送や周辺技術を開発してきた施設。
2002年に竣工するまで10年以上の間、設計提案から都市計画変更、施設設計、監理などのすべてに関わった、私の30-40代にかけての仕事。
建て替えの前は、研究所の敷地内で立ち入ることができなかったこの場所に「公園的広場」…と呼ばれる公開空地を設け、緑地化。
22年以上を経て、今やこんなに鬱蒼とした緑道に姿を変えている。
当初思い描いたように、今やすっかり近隣住民の憩いのスペース。
大型犬が嬉しそうにお散歩している。
大変に狭かった区道が歩道付きの幅広い道となり。
2030年から2040年を想定した放送の姿のビジョンを示す展示ばかり…
Webやバーチャル・空間合成などの技術がどんどん進んでいく…という展示が多く。
スタジオセットのごみを減らすために、どんどん剛性の技術を進めている「環境経営」という展示が興味深く。
平安時代の宮殿の丸柱の中は、実はこんな感じ。
表面は宮大工の槍鉋の刃痕を型取りして、ゴム樹脂で再現しているのだそうで…
これは撮像素子を平面でなく、球体にして映像をきれいに撮影するという逆転の発想の研究。
とてもシンプルな1枚レンズでもきれいな映像が…
これは半球型のドームに入っで動く人を多数のカメラでスキャンするもの。
これは頭にかぶって映像を見るヘッドマウントディスプレーでより没入感を感じるには周辺どのくらいまでの映像を写したらよいか?という研究。
間もなく放送100年を迎えることに関連した展示も…
これはNHK東京局のコールサインJOAKを示す表記があるマイク。
ちなみにNHK関係者でBKと呼ばれるのは、どこの局かというと大阪局。
1930年にスタートした初代の技術研究所。
周辺は畑が広がる。
1965年に竣工した2代目の技術研究所。
技研公開は6月2日日まで
今年の展示はヘッドセットやヘッドホンを使ったものが多く、列ができやすく、待ち時間が長くなるのが欠点か?
でも、ここでしか体験できない最先端の技術に触れられ、満足感は高い。
入場無料、予約不要。
文章:小池常雄
写真: 同
撮影場所:世田谷区砧撮影日:20240531 午後
編集:小池
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