博物学 と 里山と
展示は撮影禁止なので、冒頭の展示会の案内チラシの表裏で紹介を…
タイトルは「スケッチブック」というものだけれど、まあ内容は「博物図鑑」のようなもの。
熊本の殿様細川氏が博物好きで、今で言えば自然科学の本草学に関心があり、残した資料の数々が、300年ほどの時を経て見られる。
先に国立博物館の江戸時代の魚の絵の展示を紹介したけれど、ここのものは、植物、昆虫、動物、貝、魚などとても幅広い。
いろいろ興味深い展示が多かったけれど、個人的に興味を引いたのは日本で初めて蝶の完全変態を記録しているという絵。
小学生の頃、机の上でアゲハを育てて成長を観察していた私としては、大いなる先達の仕事。
200から300年前に日本に生きていた生き物たちの記録が精密な図版で見られる。
これは、この展示会の図録に相当する機関誌の表裏表紙。
冒頭中央のカニの腹側が裏表紙に…精密に…
残念ながらこの展覧会は、6月24日までで終了。
次は、恵比寿の東京写真美術館でやっている「今森光彦にっぽんの里山」展。
6月22日から9月29日までが会期なのでこちらは始まったばかり。
これまで見たものも多かったけれど、四季に分けた写真の展示。
最上階にある無料の図書館もお勧め♥
快適に今森さんの写真集が楽しめて…
〈おまけ:神田川のカワセミ〉
永青文庫に向かう途中、神田川に架かるこまつか橋の上になぜか人だかり。
覗いてみると3羽の、今年巣立ったばかりだろう兄弟?カワセミが…
よく見ると上下に3羽並んでいる。
文章:小池常雄
写真:同
撮影日:20240622
編集:小池
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