次の活動実施予告・実施済の報告


◇第8回定例活動は日程変更し、11月17日日実施予定です。
◎久々の第5回特別活動は、10月27日日午後実施済み。

2024/10/18

小川小 4年生70人に出張環境学習(その8)

  いよいよ水深変更の大工事実施  
10月17日午後、4学年の2組総合授業を2回に分けて、これまでの資材集めや事前加工などを集大成し、全員で湿地型ビオトープの形に組み上げる作業を実施。
この日は事前準備と最後の資材などを12時半ころから搬入。
思い描いた姿を実現するために、これまでに無償で頂いたりして準備してきた様々な資材・植物を一気にくみ上げることに…。

この日、ホワイトボードに貼って説明用に準備したのはこの資料。
青で囲んだのはいい提案。
赤で囲んだのは、ちょっと問題がある提案。
最初は、B池担当の4-2から
まず私からこの日の作業内容などを説明。
寄せられたスケッチの中で採用したい良い提案として、
 ・倒木などを入れて隠れ家を作る
 ・水中にトンネルをつくり隠れ家を作る
 ・石を集めた場所を作る 
   …など
問題のある提案として
 ・キンギョを入れる  ➡ キンギョは人間が作り出した生物なので自然界にはいない
 ・土をいれる   ➡ 流れがない池なので土が腐る。将来、掃除が容易ではなくなる
 ・花を植える   ➡ 園芸種はキンギョと同じで人が作り出した生物
といった内容を小池・櫻井で説明。

クラスは35人いるので、
①パレットなどを運搬、②抽水植物を移植、③エコトーンづくりの3班に分けて作業を実施。
この種の作業は事前にできる限り、色々なことを予測し想定し、可能な限り準備して当日を迎えることが大切だけれど、実際にやってみてようやく初めてわかることもある。
この日も実際にやってみて、大きく重いプラスチックパレットが、水に浮くことが分かり…
ただし裏返して沈めてみるとちょうど石や大きめの鉢をセットするのにちょうどいい穴があったので、そこに鉢や石をセットし、水中に沈める工夫をし…
これは池底から回収し、水分量を減らす工夫をしておいたヘドロを木の根元にセットしてエコトーンを工夫しているところ。
A池の方が深く、水深を浅くするための作業が多いので一部の作業を先行して置くことに…
先行したA池は、鉢などをセットしてとりあえずこんな形に…
木の根元に設置したエコトーンには雨で土が流れ出さないよう、廃棄物置場から瓦をもらってきて、土止めに活用。

2クラス目の4-1も同じ手順で説明し、役割分担をして作業に着手。
仕事の合間を縫って校長先生も来てくださり…
大学生の教育実習の先生も参加。
パレットが浮くことが分かっていたので、こちらは先行して石を詰めるなどの作業を実施。
鉢への移植も手際よく。
金網の移動と池に沈める作業は、このプロジェクト最大のポイント。
水中に沈める前に止水栓のある場所を赤いスプレーで明確に表示。
金網の下にセットしておいたU字溝の位置を微調整。
金網の上のパレットにも石で重りを…
ご近所のMさんが活躍中。
皆それぞれに自分ができることを見つけて、良く作業してくれたので、短時間だったけれど、いい感じで整備できた。
私からの宿題としては、
 ・クラス別のテーマなどを整理して、看板で他の学年にも伝えてほしい。
 ・この日移植した抽水植物の名前を調べて発表してほしい。外来種も混じっているかも?
 ・整備はこの日だけでは終わらない。この先一層充実させる整備方法を考えてほしい。
作業後は、こんな感じ。
A池にも水を満たしているところ。
4㎥以上あるので、この日の夕方までには満水にはならず。
この日の参加者は、
小学4年生70名、教員2名、支援者・代表者:5名
総合計:77名
実施の希望の連絡を受けてわずか1月と1週間ほどでここまで来ました。
少し時間的には厳しかったけれど、なせば成る???
お疲れさまでした。
今後の変化を楽しみに…

〈おまけ:翌日の追加作業〉
翌、10月18日、機になって昼ごろ小学校に見に行きました。
すると、この日朝からA池に水を足したことで金網より水位が高くできたのだけれど、浮力が強く、パレットがまた浮いてしまい…



主事のHさんの支援を頂いて、またも廃棄物置場からコンクリート柱を運搬。
パレットの上に追加投入。

追加の資材の投入で、ようやくパレットなどがすべて、水中に…
この状態で落ち着くまで、少し様子を見ることに…。

〈おまけ:小川小のHP:学校日記より〉
この日の作業の様子を紹介してくれました。


文章:小池常雄
写真:櫻井、小池
撮影日:20241017・18
撮影場所:町田市立小川小校庭内
編集:小池


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