短い秋にあわてる虫たち
午前中見た時の写真だけれど、夜になっても同じ位置にいた。
多少は濡れても、じっとしているのが体力を奪われず、天敵にも襲われないのだろう。
このチョウはおそらく「アカボシゴマダラ」
ウィキペディア先生によれば、急速に生息域を拡大している特定外来種。
人為的に放蝶された可能性も指摘され、本来の生態系への影響も指摘され、駆除の対象にもなっている。
つくし野にも進出しているというのはこの日初めて確認。
エノキが食草。
ナミアゲハの美しい終齢幼虫は、道路沿いの植栽スペースの横に実生?で生えた柑橘類の葉をほぼ食い尽くしてこの姿に…
この後、冬越型の蛹になって春を待つ。
おそらく終齢のこのチョウの幼虫は、車道横の側溝を蛹になる場所を探して?さまよっていた。
そのまままっすぐ行ってもいいことは全く無い状態だったので、とりあえず切り株の上に移してパチリ。
触ったら、東部から小さいツノを出して怒っていた。
水晶のように半透明の体が美しい。
目を模した模様といい、臭いにおいをだすツノといい、ささやかな防衛手段を駆使して蛹になる事を急いでいる。撮影後、歩道脇の畑の土手の草むらに放してバイバイ。
うまく年を越して春には成虫になれるといいね…。
文章:小池常雄
写真: 同
撮影場所:自宅から駅前までのわずか500mの間の歩道上
撮影日:20241006・08
編集:小池
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