落葉を待てず年末に咲く ロウバイ
「『本草綱目』によれば、半透明でにぶいツヤのある花びらがまるで蝋細工のようであり、かつ臘月に咲くことにちなむという」
「臘月」は旧暦で12月の事だけれど、現在の12月ではない。
本来、つくし野周辺では、1月から2月にかけて、冬枯れた街に、鮮やかな小さい黄色い花を咲かせるイメージなのだけれど、年末にそもそも葉が紅葉して落葉してもいないうちに咲き、年を越そうとしている。
これは、温暖化の影響ではないか?今年の夏は、厳しくかつ長かった。
その影響が、畑の作物に大きく表れ、ハクサイやキャベツの苗が9月半ばに植えたものはダメになってしまったものが多い。
自分でそうやって育ててみると、年末の今、スーパーに並んでいる野菜の高値の理由はとても理解できる。
小ぶりのキャベツが400円/玉もするのも納得がいく。
これは、つくし野セントラルパーク周辺の紅葉。
年末ぎりぎりになってもまだ落ち切っていない。
温暖化の影響はますます進み、災害も起るのだろうか?
身近な動植物の細かな変化を引き続き注意深く見つめていきたいと思う。
2024年のブログ更新は今回が最終回。
延185回となり、過去3年続いていた200回には15回程足りず…
2025年もより密度が高い内容に努めたく。
読んで下さった皆さまに、お礼もう上げます。
良い年をお迎えくださいますように…
〈追記〉
上記をよんで下さった高校時代の恩師M先生より
「芥川の俳句に
「蝋梅や雪うち透かす枝のたけ」
…があります。
町田からは遠山のyっきがみえますか?」
…とのコメントを頂戴し。
良い年をお迎えください…と返信。
文章:小池常雄
写真: 同
撮影場所:町田市つくし野
撮影日:20241230・31
編集:小池
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