小川小に小鳥を招待しよう!(その1/4)
今年度は、サントリー世界愛鳥基金から当活動にご助成を頂けていることもあり、例年と異なる活動を模索していたのだけれど、自分自身を痛めつける事ばかりになるので、しばらく逡巡していた例年のつくし野地区の活動を4年生向けにアレンジし、校庭への巣箱設置に至る、一連の活動を実施する事に…。
会場に使える視聴覚室は、30分前からしか資材搬入ができず。
そもそもこの日の会場の視聴覚室は2階。
EVは無く、昇降口から資材を担いで息を切らせて4往復し終えた時点で、もう10分ほどしかなく。
慌てていつものように、説明資料・巣箱の実物・オリジナル巣箱・配布物などを設置している間に、70人の4年生がご到着。
この日用に、4年生にも伝わるように、簡単なレジメをA4裏表で作成。
裏面には、この分野で有名な、O氏のイラストなどを配し。
即ち、
・最も身近な野生動物野鳥について
・つくし野にもいる猛禽(肉食の鳥)の職痕の羽を見つけたこと
・毎年、つくし野駅近くでカルガモが子育てして、お巡りさんが出動する騒ぎになること
・カラ類の代表、シジュウカラ(四十雀)とスズメ(雀)について
・スズメ…という鳥の名前の語源はたくさんいる(スズ)身近な鳥(メ)であること
・鳥類は実に多種多様な巣(形・素材・場所)を作ること
・中でも樹洞(じゅどう)性の巣を作るシジュウカラやスズメが住宅不足なこと
・私がシジュウカラが好きなわけ
・人類以外で初めて2語文を操ることが分かった頭のいい鳥であること
・オスメスが概観でわかる事、つがいで協力し合って子育てすること
・メスは4月ころ8-10個の卵を毎日産むこと
・子育ては、つがいが協力すること
・巣立ちは5月の連休明け頃だけれど、しばらくは親がエサを与え、世話すること
・これまで設計図を作ってきた巣箱のいろいろ
・ひし形タイプが営巣率が高く、シジュウカラに評判がいいわけ
…ざっとまあ、こんな感じ。
ひし形タイプ巣箱の特徴を説明中。
巣箱の付け方のポイントを説明中。
箱に入ったものを回覧したカルガモの巣に使われていたダウンを確認するH校長先生。自分は食べずに、必死でヒナにエサを運ぶ一方で、自分は十分に食べず、痩せてしまっている子育て中の親鳥の様子。
4年生は、体も大きくなり、理解力も増している年代だけれど、中には不規則発言もあり、それに耐えて、当方が話したいことをめげずに話すのが、この種の活動の試練(笑)
どこまで、伝わったかは分からないけれど、2月は2クラスに分けて、3-4人にひとつずつ巣箱を作るのが、次の課題。
支援者を数人、お願いしてあるけれど、ぎりぎりのプログラムか?
試練は、その後の父兄参観の日の校庭への20個の設置へ…と続く。(笑)
4年1組+2組:70名
担任のO先生、H校長先生、O副校長先生、近隣にお住いのMさん、小池:5名
参加者の総合計:75名
〈おまけ:おし〉
授業を終えて、片付けていると数人の女の子が近づいてきて話しかけてくれ…
いわく
「うちでは○○○を飼ってます」…と
昔は多かった小鳥の飼育を今でもしている家族がいるということかと…
別の子は
「わたしもシジュウカラがオシです」…と
「御師?」「押し?」「忍」(いやこれはオッス?)
…しばらく脳内を言葉が巡って、「推し」…とようやく気がついた。
自分が高齢者になった証か?
小4の女の子のことばがなかなか理解できなかった。(笑)
でも、嬉しそうにシジュウカラloveを言いに来てくれたのだからまあ、良しとせねば。
〈おまけ:小川小のブログでの紹介〉
小川小のHPではこんな風に紹介してくれました。
文章:小池常雄
写真:T先生、小池
(注:子供の顔が写っているカットは、画素数を落とす処理をしてあります)
撮影場所:小川小学校 視聴覚室
撮影日:02250128
編集:小池
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