次の活動実施予告・実施済の報告


〇第6回定例活動は「畑のお世話~秋野菜の苗などを植えよう!」は9月15日日午後51名の参加を得て完了しています。
◎第7回定例は10月12日土の予定ですが、確定後告知します。
◇第5回特別活動は。実施日・実施内容ともに未定です。

2024/09/20

マラウィ通信 その2(ビニールゴミ事情)

  マラウィのゴミ事情  
「『ニュース PAFUPI』の「PAFUPI」の意味は“近くに”のような意味です。」
海外協力隊でアフリカ中央部マラウィに単身赴任中の時田絢子さんから、現地のゴミ事情について、写真と文章を頂きました。(冒頭の写真はご近所での)
ごみの放棄の様子です。
教室もこのような状態です。」
(足元にペットボトルがゴロゴロ)
「小池さんのお考えのように、
日本では(必要以上にビニール袋を消費するのは)コロナの影響があると思います。
マラウイではまた違った問題があり、
 1)汚くなったら後で掃除すればいいという考え方(独特の価値観)
 2)プラスチックが自然に還るものだと思っている(知識のなさ)
 3)ゴミ箱が町や家庭にないので捨てる場所がない(仕組みの貧弱さ)

 (小池注:現地では、行政が家庭ごみなどを収集するシステム・制度自体がないとの事)
     :戦前は、日本でもごみ収集のシステム自体無かった。
      燃えるものは自宅で燃やし、生ごみは庭に埋めたりしていた。)
  等が原因になっているように感じます。
「ポイ捨てはだめ!」と言っても人のマインドを変えることは難しいのでどうしたものか....私も考えてみます。」

冒頭の「ビニールゴミだらけ」の写真は、さすがにここまでは最近は日本では見ない。
でも自宅から駅前の横断歩道までのゴミを毎日2度ほど拾って歩いている私には、
意外につくし野にもゴミが多いことを痛感しているので、かの国は笑えない。
駅前まであまり行きたくないのは、たばこゴミがベンチ周りにたくさんあり、Uターンして戻ってくるまでの時間が余計にたくさんかかるから…。
タバコ関連のごみを筆頭に、マスクや使用済肌フキシート、スーパーのレシート各種、駐車券、飲料の空き缶、ペットボトル…
ひどいのは、イヌのう●ちを拾ってビニール袋に入れたものを入念に草陰に隠してあるもの!
更には、ちょっと詳細に書くことがはばかられるものもある。

大リーグ中継見ていても、ベンチの目の前に大きなゴミ箱があるのに、足元にごみを捨てる選手ばかりだし、観覧席の観客もそんな感じなのは、日本人としては不思議な光景でもある。
そのくせ大谷選手がホームランを打った時に顔に浴びるヒマワリの種のシャワーは、後から掃除する人の大変さを想いつつも、日本人としては嬉しいシーンではあるので矛盾しているけれど…。

冒頭のごみの写真の中央部をよくみると、下記のような動物がエサを漁っているのが写っている事に気がつく。


毛が短いのでヒツジではなく、角は無いけどヤギかな?
現地の人はいずれこのヤギの肉を食べるのだろうか??
日本では、環境の中に出てしまったマイクロプラスチックが、環境の中で分解されないで生体に取り込まれ、生理的な影響を及ぼすことへの警鐘が盛んに言われる。
大洋をおよぐウミガメやクジラなどがビニール袋をエサと間違え、食べてしまい、死んでしまうようなことがこのヤギでも起こらなければ良いのだけれど…。
文章:時田絢子さん(TBPマラウィ支局)
小池常雄
(一部時田さんの文章も小池の責任で微調整しています)
写真:時田絢子さん
撮影地:マラウィ
編集:小池常雄

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