次の活動実施予告・実施済の報告


◎2024年度つくし野地区での活動は延20回実施。延参加者数は766名でした。 ◎F幼稚園での活動は延15回、延871名参加でした。 ◎小川小への出張環境学習は延11回実施。延887名の参加でした。 全て無事終了しています。
〇第1回特別活動は、4月5日土午後実施しました。

2024/11/18

竹に花が咲く

  庭のクロチクに花が!  
タケはイネ科の植物。
イネは毎年稲穂を垂れるけれど、竹はめったに花を咲かせない。
ご自宅庭の竹(おそらくクロチク)に花が咲いた!と、岡本さんから写真をお送りいただきましたのでご紹介します。
イネのように稲穂もモミも無く、葉の付け根のもしゃもしゃした塊りから、にゅっとオシベが垂れる感じの地味な花。

そもそも日本最古の物語とされる『竹取物語』(平安時代)の様に、日本人とタケとの関わりは長い。
タケは材として、軽く加工しやすく、植物として寒暖差や乾湿などに強いため、日本人は古くから農業や漁業などにタケ材を使い、建材や籠(カゴ)や笊(ザル)など身の回りの日用品、茶道の茶筅(チャセン)や尺八などにもタケを多く利用してきた歴史がある。
在来のマダケだけでなく、早くから中国からたくさんの種類が移入され、孟宗竹などいまや日本の里山を荒らす外来種の代表格にもなっている。

そもそもタケはイネと同じイネ科の植物だけれど、生態についてはよくわかっていない。
最期は一斉に開花し、一斉に枯れる。
日本のタケには主に3種類(モウソウチク、マダケ、ハチク)があるが、開花までの周期はマダケで約120年、モウソウチクでは67年目に開花したという記録ある…との事。

開花周期がどうしてこんなに長くなるか?の理由も不明で、開花しても種子を実らせることもあれば、種子がほとんどないこともあるとの事。

下の写真では、まだ花が咲いておらず、葉の根元にもしゃもしゃ毛のようなものがわずかに生じている。
ご自宅の竹の全景はこんな感じ。
茎?の部分が黒いので、中国伝来の園芸種クロチク…とわかる。
岡本さん、投稿ありがとうございました。
この後、
どんな実・種がついたか?一斉に枯れたか?など、追加の報告をお待ちしています。
文章:小池常雄
写真:岡本さん
撮影場所:岡本さんのご自宅庭
撮影日:202411
編集:小池

0 件のコメント: