幼虫の脱皮の連続写真
ヒトも大人になるまでは、大変だけれど、完全変態の昆虫は脱皮という大きな体の変化を経なくてはならず、それはそれで大変。これは四齢。脱皮すれば五齢(終齢)になります。
(エサの状態によっては、過齢と言って、さらに脱皮して 齢を重ねるものも…)
SKさんにいただいた連続写真で脱皮の様子を紹介します。コメントも、SKさんからのコメントをベースに調整してあります。
脱皮は、動きが鈍くなったな…と思ったら、まず、背中を大きく伸ばし…
すると、背中の皮の下にぐいーーんと、隙間ができて…
次は、全身を伸ばし…
すると頭の目の周りが割け、下に隠れていた終齢の皮が、顔を出し…
上半身を古い皮から少し出すと、次はポロリと古い頭(ほとんどが目)の部分が、お面のようにポロリと取れ…。(黒いのが古い頭の目、緑色の二回り大きいのが新しい頭の目)
よいしょと、古い頭を脱ぎ捨てて…
上半身を出した後は、下半身を…。
下半身の古い皮を脱いだら、その後はお尻をフリフリして…脱皮完了。
頭の方は?というと…。
脱ぎ捨てた頭はまだ外れていない。それで、最後は手(前足?)でよいしょと取り外し…。
よいしょ…とお腹の方へ移動させておしまい。
脱皮の後は、しばらく休息。
皮を食べるのは、しばらくした跡。
休息しないと皮をたべられないのか?皮が乾燥した方が食べやすいのか?それとも両方か?
脱皮した後の五齢は皮がまだしわしわ。
体長も短い。体積も小さい。
少しすると、大変な食欲の大食漢になり、厚くなった葉をものともせずに、むしゃむしゃと食べ、蛹になるため倍以上の大きさに変身。
文章:小池常雄
写真:SKさん
写真調整:小池
ブログ編集:同
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