遅くやってきた今年の夏に…
今年は異例に梅雨明けが遅く、まだ雨が降り続いているというのに羽化してしまい、ジジジジジジ…と力なく鳴いているような日々が続き。そんな梅雨がようやく開け、セミたちも我が世の天国とばかり鳴いている。
上下のすべての写真は、つくし野駅から我が家への道すがら写したもの。
あちこちについているセミの抜け殻もこの時期らしく…。
下の写真は、隣の隣のガーデンレストラン「つくし野ローズガーデン」で見つけた抜け殻。
テッポウユリのつぼみに下向きでぶらさがった抜け殻。
テッポウユリのつぼみに下向きでぶらさがった抜け殻。
セミの幼虫は、頭を下にした体勢では羽化できないから、羽化したときはまだつぼみは小さく上向き。
羽化後、つぼみは大きくなって下を向き、それとともに抜け殻も下を向いたことがわかる。時間の変化がわかって、面白い。
羽化後、つぼみは大きくなって下を向き、それとともに抜け殻も下を向いたことがわかる。時間の変化がわかって、面白い。
この写真の中には、5つほどの抜け殻が付いているのだけれど、わかりますか?
よく見ると、ミョウガの薄い葉に、しっかりと爪を立てて体を固定していることがわかり…。
これは、池のごみを救う網の中で羽化したもの。
セミたちもつくし野の街の住人。
少し短くなっちゃったけれど、今年の夏の命を謳歌している…。
つくし野の街が、様々な命にあふれるビオトープでありますように…。
《おまけ:その2:YNさんよりの写真》
いつも参加してくださるYNさんより
セントラルパークで写した写真をお送りいただきました。
本来、セミの羽化は夜半から見られますが、長梅雨のせいで、時間を誤ったのか?
写されたのは、すでに梅雨が明けた8月5日のお昼頃とのこと。
カラスなどの外敵から襲われやすいまだ明るい時間に羽化したことがわかります。
「ま近で見られてよかった…」とのコメントあり。
つくし野の街が、様々な命にあふれるビオトープでありますように…。
《おまけ:その1:ゆり子さんよりの写真》
田村ゆり子さんより、下記のお写真をいただきました。
ある年の田村健治先生(故人)のご自宅でかつて見られ、
その後は見られないという「空蝉(うつせみ)の木」!!
ゆり子さんより以下のメッセージをいただきました。
「我が家の庭では時々ドラマが起こります!
もうすぐお盆です。
どうぞ、健治さんを思い出していただけましたら幸いです。」
[ブログ管理者注/
空蝉(うつせみ):
1.この世に生きている人。 転じて、「この世」の意味。
2.蝉の抜け殻のこと。
3.源氏物語第3巻の巻名。
4.源氏物語の登場人物。 光源氏の贈った歌によってこの名がある。
「空蝉の身をかへてける木のもとになほ人がらのなつかしきかな」
「空蝉の羽におく露の木がくれてしのびしのびにぬるる袖かな」
…この女性(空蝉)は、光源氏が十代のころ知り合い、影響を受けた一人。
名前の由来は光源氏の求愛に対して、一枚の着物を残して逃げ去ったことを
光源氏がセミの抜殻に例えて送った和歌。 ]
セントラルパークで写した写真をお送りいただきました。
本来、セミの羽化は夜半から見られますが、長梅雨のせいで、時間を誤ったのか?
写されたのは、すでに梅雨が明けた8月5日のお昼頃とのこと。
カラスなどの外敵から襲われやすいまだ明るい時間に羽化したことがわかります。
「ま近で見られてよかった…」とのコメントあり。
文章:小池常雄
写真:田村ゆりこさん、YNさん、小池常雄
ブログ調整:同
0 件のコメント:
コメントを投稿