次の活動実施予告・実施済の報告


◎2024年度もつくし野ビオトーププロジェクトを実施します。
〇第2回定例活動は5月11日土と予告していましたが、サツマイモ苗入手の都合で5月19日日専用畑で実施に変更します。
〇 第1回特別活動は、連休期間中に野菜の収穫体験を実施予定です。確定後このブログで紹介します。

2022/01/11

活動報告:第12回特別活動(写真追加)

  「畑のお世話  
  ~ ハクサイ・キャベツ・茎ブロッコリーの収穫 」 
1月10日月成人の日午後、第12回(本年度、定例を併せると21回目)の特別活動を実施。
最初に、いつものように手洗い水と消毒薬を入口にセット。

前日の急な開催告知であり、寒い日であったので参加者は少なく4家族のみ。
お話の最初に紹介したのは、これ…。
テレビのニュースではたくさん報道されているけれど、実物を見るのは初めての人が多かったのでは?
持ってもらうと、皆口々に「軽~~い!」
…そう、これは軽石
本州のはるか南方、太平洋のど真ん中 
「小笠原諸島の海底火山、福徳岡ノ場」にできた新しい火山島からはるばる来たもの。
昨年8月、大規模な噴火が発生し、島が形成されるときに、軽石を大量に噴出。
軽石は、生成後、1,000㎞以上離れた沖縄などに流れ着き、色々な影響を及ぼしている自然現象。
軽石は、エンジンを詰まらせてしまうので漁船が出漁できなかったり、港が埋まってしまって観光船も出せなくなったりして深刻な影響を及ぼしている。
手に取ると、なんということはなく感じるけれど、大量に海岸や漁港に押し寄せ、地球が活発に地殻活動をしている表れだけれど、自然災害になっている。
これは、井上顧問が現地(万座ビーチ他)で、除去作業後も残っていたものを採取し、届けてくださったもの。
現地に行くと、住んでいる人たちが大変に苦労しているさまを実際に目にし、大きな自然災害であることを痛感したとの事。
これは、採取された万座ビーチ。
きれいに除去が終わったように見えるけれど、よく見ると濃い灰色の筋が見えるのは、軽石か?
これはまだ除去作業をしている作業車。
ダイビングしていると水面だけではなく水中にもたくさんの軽石が漂っていたのだそうで…。
石の中の小さな空隙に水が入りこむと、比重が海水と近くなり、沈みも浮きもしなくなり、海中を漂っているということ。
ニュースでは、水面の状況ばかりが報道されたけれど、水中はこんな感じだったということは、漁業などへの影響が大きかったこともよくわかる。
[水面の白いものが軽石?]
高見顧問によれば、畑の水はけをよくする土壌改良材に使われることもあるのだそうだけれど、それにしても一気にこれだけの量が押し寄せると、廃棄するにしても利用するにしても容易ではないはず。
昔は、どこの家庭のお風呂場にもあり、足の裏の厚くなった皮膚をこすったりして使ったけれど…。
参加してくれた子供たちに持ってもらうと、皆口々に言うことは「軽い!」
身近なものとして、やや大きめのLサイズの鶏卵と比べてみると…
鶏卵が67gに対し、軽石は18.8g。
1/3以下。どおりで石なのに水に浮くわけと納得。
こんな大規模な火山活動でも1,000㎞以上離れているとあまり実感を持てないけれど、地球は活発な地殻活動をしていて、私たちヒトも生き物もすべてこの地球環境のおかげで生きている…ということを、改めて感じる軽石です。
次に、この日収穫する野菜を紹介。
数日前の雪に埋もれた畑の野菜の写真(ブログ)をお見せしながら、野菜の体の中で自分が凍り付かない生理作用が起こり、その結果、甘い野菜ができていることをお話し。
野菜の収穫は、 ハクサイ ⇒ キャベツ ⇒ 茎ブロッコリー の順で。
収穫は、ここ何回か採用しているまず子供たちに全体を引っこ抜いてもらう方法で…
まず、ハクサイ。
表面の葉の数枚は少し茶色くなっているけれど、中はきれいでとてもおいしそう…。
次はキャベツを収穫。
春キャベツ用の物もまだたくさん残っている。
未就学の子には、高見顧問が力を貸して…。
最後に、種から育てた茎ブロッコリーの脇蕾を初収穫。
ハサミなどの刃物を使わず、手でぽっきり折れるところがおいしいので、らくちん。
更にこの日は初めてカリフラワー、紫ブロッコリーも収穫。
カリフラワーの葉はとても大きいので、こんなこともできてしまう。
マスクをした、葉っぱ仮面!
家族単位の収穫物はこんな感じ…。
カリフラワーや紫ブロッコリーは数が少なかったので、一般の参加者優先で…。
この日は、参加者が少なかったので、番号札での抽選ではなく、参加者のジャンケンで…
やはり、この日貴重な収穫物だったカリフラワーや紫ブロッコリー付きのものが人気あり。
雪下ハクサイ、キャベツは甘いかな?
お約束の集合写真。
コロナ対応もあり、お約束の短時間で活動を終え、早々に解散。
この日の参加者は、
未就学:2名。
2年:3名、3年:1名。小学生の合計:4名。
中学生:1名。
未成年の合計:7名。
保護者:5名(4家族)
顧問・代表(中村、樋村、船崎、高見、井上、小池):6名。
参加者の総合計:18名

〈おまけ:4度目の落ち葉運び〉
活動の解散後、顧問だけで4度目の堆肥用の落ち葉運びを実施。
樋村さんは、畑でサヤエンドウの柵づくりの準備。
船崎、高見、小池の3名でセントラルパークへ遠征。
ネコ車に、満載の2袋とおんぼろシートでくるんだものを載せ…。
以下の2枚は、参加者のSKさんの撮影。
たい肥置き場は、秋に野菜の乾燥残渣などを投入しておいたけれど1/3ほどの量に過ぎない。
これは、たい肥置き場の奥に最初の1袋を投入した後…。
この後、ネコ車に2回満載して運び、総てで7袋相当を投入。
入口の扉を戻して、2度目の運搬。
ようやくいっぱいに…。
雨が降り、水分が加わると分解が始まり、あっという間にカサは減る。

〈おまけ:この日の夕食〉
YNさんちの夕食。
上は、茎ブロ+チーズ。
下は、ハクサイとアボガドのサラダ。
「わが家では、茎ブロッコリーは、いつも争奪戦のような大人気です。」
との事。
わが家の夕食の一部。茎ブロッコリーを茹でたもの。
文章:小池常雄
写真:船崎、井上(軽石関連)、小池
ブログ編集:小池

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