次の活動実施予告・実施済の報告


◎2024年度もつくし野ビオトーププロジェクトを実施します。
〇第1回定例活動は4月20日土専用畑で年間プログラムの発表や新キャベツと「?」の収穫体験などです。希望者にカブトムシの幼虫配布もします。
〇 第1回特別活動は、実施日・内容ともに未定です。

2022/01/30

開催報告:第10回定例活動を実施しました。

  「校庭に小鳥を招待しよう!」  
[タワマン型巣箱に営巣していたスズメの巣:入口は左奥。]
2022年1月29日土、本年度10回目の定例活動を実施しました。
特別活動12回をくわえると、延22回目の開催です。
前日までにほぼ資材の準備は終えてあったので、この日の作業は9時の搬入から。
そもそもこのプログラムは実物見本や資料が多く。
今年は取り外しておいた巣箱と新設の巣箱が例年よりも多く、こんな量。
10時から、田村、井上両顧問が参加。
寒いし、風もあるので視聴覚室の中で掲示資料の準備。
午後からの活動を短時間で終わらせるため、例年と開催方法を変え、主催者側で校内に設置してあった巣箱をまず回収。
回収した巣箱は、タワマン型、長屋型、校門横に表裏に付けてあったもの、独立型2個を回収。
昨年は、傷んでいたものを回収し、付けなおしは少なかったので例年の半分以下。
先週行った修理作業では、麻ひもが足りなかったので、ビバホームで買い足し、活動開始までに事前に巣箱に取付。
この後、簡単に昼食。
高見顧問も加わり、活動の開始前に、取り外したもの、修理して戻すもの、新設(4個)などをセット完了。
コロナ蔓延の時期なので、感染の恐れもあり、参加者が来てくれるか心配だったけれど、初めての参加者もふくめ、23名程の参加者が来てくれ…。
昨年と連続し、今年も屋内での巣箱づくりは諦め、屋外で密にならない様に、違う形でプログラムを実施。
受付は、10月振りに参加のSさん家族が引き受けてくださり。


お話は、毎年同じなのだけれど、
最も身近な野生動物、野鳥の種類やそれぞれの特徴、好きな食べ物など…。
前の列が、新設した巣箱。
後ろの列は修理して復活させた巣箱。
これらは、ヒヨドリ、カルガモ、キジバト、スズメ、メジロ、シジュウカラの巣の実物。
こっちは、写真やえさ台、コウモリ用など…。
この活動は、写真や絵だけではなくなるべく実物をお見せしながら説明するように心がけているけれど、今年度は年間24回程の活動の中で一番いろいろなものをお見せしながらのお話。
例年は、活動の日の午前中に巣箱が設置してあった場所で確認する前年の営巣状況の確認も、今年はコロナ禍対策もあって、屋外で密にならない様に実施。
最初に確認したのはタワマン(縦型集合住宅)型から…。
結果は、5個の内、5カ所ともスズメが巣材を持ち込み、上から4段目が、向かって左側の巣穴からきれいな円形に営巣。
よく見ると、巣の下の方にコケが敷かれているから、シジュウカラが営巣後、もしくは巣を作りかけたのち、スズメが巣材を運び込んで営巣したのかもしれない…。
長屋(横連)型は、なぜか片側に空いた穴だけにスズメの営巣しかけた跡があり。
やはり開けた場所に面していたほうがお好みということか…。

左端の妻面に穴を開けたものには、シジュウカラのきれいな営巣痕。
興味深かったのは、正門横に背合わせに付けておいた2つ。
毎朝夕、登下校の児童で一番賑やかで、歩道からは手が届きそうな場所なのに、毎年必ず営巣。
これまでは片方だけに付けておいたけれど、昨年は初めての試みで、道側・校内側と背合わせでつけてみたもの。
何と今年は、道側にスズメ、校内側にシジュウカラが営巣。
[これは、横断幕を避けて再設置した今年の校門横の巣箱]
結果として、集合住宅型には各1つずつ、背合わせ型には両方、個別型には2つ映像を確認。
営巣が確認できなかったのは、1つだけという結果。
なかなかの好成績。
集合写真を写した後は、活動時間が長くなることを避けるために一応解散…と話したけれど、どの家族も帰らず。
校庭全体に、修理したり、掃除したり、新設した巣箱を合計15個ほどを設置。
解散前に、希望者(5家族)に資材を有償で配布。設計図は無論無料。
事前にビバホームへ買い出しに行ったけれど、杉板がおよそ1.5倍に値上がりしていてびっくり。
次回からは500円/個の集金では厳しそう…。

この日の参加者は、
未就学:2名。
1年:2名、2年:3名、3年:1名、4年:1名、5年:1名、6年:1名。
小学生の合計:9名。
中学生:2名。
保護者:10名(8家族)
顧問・取材・代表(田村、高見、井上、岡本さん、小池)5名。
未成年の合計:13名。
参加者の総合計:28名
巣箱はほとんどを取り付けたので、持って帰るのはサンプルに残したものだったので少なかったけれど、それでもこれだけの資材を撤収、持ち帰り。

〈おまけ:シジュウカラの巣穴から…〉
これは、Sさん家族が写して送ってくださった写真。
巣箱の中から、シジュウカラの視線で…だそうで…。

〈おまけ:Kさんちのエサ台〉
これは、Kさんご家族のベランダに、翌日、新設したエサ台。(撮影はKさんちのママ)
マンションのベランダだけど、シジュウカラにやさしい家族が住んでいると伝わるといいね…!
文章:小池常雄
写真:井上、岡本さん(集合写真)
Sさん家族、Kさんママ、小池
ブログ編集:小池

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