次の活動実施予告・実施済の報告


〇第8回定例活動は日程変更し、11月17日日実施済です。
〇第5回特別活動は、10月27日日実施済みです。次回は未定です。

2023/03/02

スクールニュース Vol.701 で紹介(末尾、別週刊誌の書評掲載も紹介)

つくし野ビオトーププロジェクト2023年1月

スクールニュース vol.701

3年ぶりの屋内プロジェクトで最先端の科学を知る
「2023年になり、1月のつくし野ビオトーププロジェクト特別活動(9回目)を8日、定例活動(10回目)を22日と、ともに日曜日の午後に行った。
特別活動9回目。
まだまだ寒い中、受付だけ日が当たる。
お話しの後すぐに体を動かす活動が始まる

 8日の特別活動は「ダイコン、ハクサイ、ケロッコを収穫しよう!」
 畑でのミッション完了後は落葉のプールもあり、12月の定例活動とどちらかに参加できれば冬野菜を体験できるプログラムだった。
ちょっと違ったのが、ソラマメの種まきに変わるケロッコの収穫と落葉集めの体験。
ケロッコはケールとブロッコリーを掛け合わせた新しい品種の野菜で、ブロッコリーより葉に厚みがあって、ケールより苦みが少ない…らしい。
収穫からはどうしてもその後の「食べる」が離れないが、(畑での)生きている姿を見ることができる、消費地では数少ない機会ともいえる。
ブロッコリーと茎ブロッコリーの違い、キャベツの根の形、分かりますか?
 落葉集めは、この日集まった40名(うち子ども19人)全員で、歩いて数分のつくし野セントラルパークでクヌギやコナラの落葉を集めた。
縦横高さが1mくらいの作業袋5つにいっぱいに集めた落ち葉もかなりのものと思ったが、公園はそのくらいではまったく見た目に変化なし。
それくらいの量の葉が落ちている。木陰をつくったり、光合成で二酸化炭素を吸って酸素を排出したり、一枚は小さいけれども、集まると大きな力になる。
活動とは脱線するけれども、数の力を感じた。
緑の作業袋(左)の収納力をはるかに上回る落葉。
集め始める前と後で公園の景観は変わらない

 22日の定例活動は2020年1月以来3年ぶりとなる屋内、町田市立つくし野小学校多目的室を会場に行われたゲストティーチャーによる特別講演2本立て。
 話してくださったのは、東京大学名誉教授の金子豊二さん、東洋大学生命科学部教授の金子(大谷)律子さんで、現代生命科学を最先端でリードする研究者のお2人が、
「海と川を旅するウナギのなぞ」 「ホルモンって知ってる?」と、
それぞれのご研究の最先端を紹介してくれた。
金子(大谷)律子東洋大学生命科学部教授(左)はホルモンについて、
金子豊二東京大学名誉教授(右)は魚について、それぞれ話してくれた

 この日は体を使って体感するいつものプロジェクトとは異なったいわゆる座学。
そのため(?)、会場の参加者には大きな人が目立つ。
ただ、専門家には、一番知りたい(面白い)ところに最短距離で連れていってくれる(知の)力がある。
この日のように、対象を明確にしていればなおのことだ。
講演の詳細はプロジェクトのブログで確認できるが、
目の前で聞く楽しさ、面白さには代えがたいのではないか。
定例活動10回目。
3年ぶりの屋内でのプロジェクトで生命科学の最先端を学ぶ

過去のスクールニュース → http://www.schoolnews.jp/category/schoolnews/

ご取材いただいた岡本さん、ありがとうございました。

〈おまけ:「週刊金曜日」の書評と編集後記にも!〉
今は廃刊になってしまったジャーナリスト筑紫哲也氏が編集長を務めていた「朝日ジャーナル」の流れをくむ「週刊金曜日」
記事はとても硬派で充実。
でも、薄く(66頁)ても600円(税込)。
なぜか?…と言えば、広告を一切掲載していないから…。
編集記事を不偏不党にしたいから…という理由との事だけれど…。
デジタル系が進む現在にあって、「週刊朝日」でさえ休刊するご時世にあって、なかなか奮闘している。
編集者の秋山氏は、高校同期。
2月17日号の「本箱」という書評欄に、お二人のご本を紹介してくださいました。
最初は、金子大谷律子先生監修による「ホルモンのはたらき」について。
次は、金子豊二先生の「キンギョはなぜ海がきらいなのか?」
別の号でしたが、講演会に取材に来てくれていた秋山氏が編集後記に、この日の事を書いてくださり…。
秋山さん、ありがとうございました!
引用:教育系月刊誌「スクールアメニティ」が発行する
Webニュース「スクール・ニュース」
編集部の許可を得て転載
一部の写真は小池の責任で明るさなどを調整してあります
ブログ調整:小池常雄

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