わら を用いて いろいろなものを
新治市民の森の入口にある「にいはる里山交流センター」で「わら細工を通して時代を見る」が展示された。(2023年2月17日まで)
何かのイベントで、作られたもので、今はこの場所で余生を…。
昔の生活で、いかに稲わらが有効活用され、物質循環していたかを示す資料。
その時代には、SDGsなんて言葉はなかったけれど、まさに考え方は同じ。
裏手にある土蔵は、大正15年の建築。
長男が生まれたことを記念して建設されたとある。
保存状態が良い土蔵で、入口の上の梁で私の目を引いたのが「追掛け大栓継ぎ」。
「継ぎ手」…という木材の長手方向への複雑な接合方法。
建築の学生だった頃、教科書に載っていた。
ワラで作られた生活道具がいろいろ展示されている。
釜屋にあった展示。
右端の「ねこつぐら」がカワイイ。
会場で配布されていたA4裏表で半折の資料。
母屋の前の納屋の陽当たりが良い場所で、「新治谷戸田を守る会」のS氏がナワないを実演中。
現代、栽培されているイネは転倒しにくい背が低いもの。
それではうまくできないので、わざわざ谷戸田で背が高いものを栽培しているのだそうで…。
手作業で、縄が綯われていく。
納屋の全景は、こんな感じ。
藁ではなく、竹製だけれど、こんなものが目を引き。
中には、小鳥用のミカン?がぶら下げられている。
メジロやシジュウカラは食べに入れるけれど、意地悪で荒っぽいヒヨドリには食べられてしまわない工夫かと…。
活動でも作ったこともあるタカノツメの飾り。
文章:小池常雄
写真:新治市民の森
撮影日:20230108・0205他
ブログ編集:小池
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