次の活動実施予告・実施済の報告


◎2024年度もつくし野ビオトーププロジェクトを実施します。
〇第2回定例活動は5月11日土と予告していましたが、サツマイモ苗入手の都合で5月19日日専用畑で実施に変更します。
〇 第1回特別活動は、連休期間中に野菜の収穫体験を実施予定です。確定後このブログで紹介します。

2024/04/05

恩田小 4年3組から…

 お礼のメッセージカードを頂きました 
2024年度、10回にわたり、「総合的な学習の時間」(横浜市は「横浜の時間」と呼ぶ)に延10回にわたり関わられていただいた恩田小4年3組の皆さんから上記のメッセージカードと下記のF先生からのお手紙を頂きました。
(上記で児童個人名はグレーで、先生のお名前はでマスキングしてあります。)
思い起こせば、5年前:2018年度に巣箱づくりなどの出張環境授業を当時の5年生に数回実施させていただいた横浜市立恩田小。
その後はコロナ過もあり、当時改修した恩田ビオトープが気になりながら、そのままに…
でも、当時クラス担任だったF先生が今も在校しておられ…
現在は4年3組の担任。
年間の総合の授業(横浜市立小学校なので「横浜の時間」)を使ってビオトープを何とかしたい…とのご連絡があったのは昨年の6月だったか?
その後、以下の表のように延10回にわたり、出張出前授業などをさせていただくことになり。
その中で、Sさん父・娘、Aさん、保護者の皆さんにもゲストに加わっていただき、いろいろやりました。
[Sさんパパの支援]
[中3のASさんの支援]
[ご父兄の支援]
[Aさんからメダカの寄贈]
[多くのご父兄の支援をいただいた巣箱づくり、巣箱は校庭に設置済]
普通の授業とは異なるので、毎回少なくとも2コマ連続。
長い日には給食をご馳走になって、午前・午後に及ぶことも…
更に資材の買い出しなど事前準備の日もあったので、延10回という回数以上に、多くの時間を授業に関わらせていただけることになり…。

■恩田小学校 出張出前授業:(開催日程順に記載)

定例

活動

特別

活動

開催日

2023年/2024年)

タイトル

主催者・取材他

O01

6月26日

恩田小43組 出張出前授業(1)

9

 

32

O02

7月12日

恩田小43組 出張出前授業(2)

29

 

32

O03

7月19日

恩田小43組 出張出前授業(3)

29

 

32

O04

8月28日

恩田小43組 出張出前授業(4)

29

 

10

39

O05

9月12日

恩田小43組 出張出前授業(5)

29

 

16

45

O06

 

 

1026日木

恩田小43組 出張出前授業(6)

29

 

31

O07

11月27日月

恩田小43組 出張出前授業(7)

29

 

32

O08

1218日月

恩田小43組 出張出前授業(8)

29

 

32

O09

2月1日木

恩田小43組 出張出前授業(9)

29

 

36

O10

217日土

恩田小43組 出張出前授業(10

29

20

3

52

合計

 

 

 

恩田小学校 合計

290

20

53

363


これらすべての回の内容は、ブログで詳細に記録し、公開しています。

子供たちのコメントを読むと、ビオトープ整備の事が多く。
それ以外に気になったのは、①巣箱づくりの事、②虫を触れるようになった事が記載されています。

①巣箱づくりは、2018年の際は5年生対象でした。
初めての事でもあり、Hさんのご支援でひし形タイプにプレカットし、部材をセット化したものを事前に用意しておいたのです。
今回は4年生対象でしたが、一枚の板から部材を切り出す製作方法を試みました。
作る作業としてはギリギリで、時間も少しショートしたけれど、皆で何かを作り上げ、校庭に設置出来た経験は得難い経験であったのでは…と思います。

②虫を触れるようになったについては、考えさせられるものがあります。
まだ数人の子が触れません。
どうして虫を触れないか?は原体験不足と家庭での経験が原因では?というのが持論です。
子供は周りの大人の反応を日々学習しながら育つもの。
G!を代表として昆虫を見て家庭内でご家族が騒ぐのを昆虫に対しての正しい反応と子供たちに刷り込まれてはいないか?という疑念を抱いて言います。
また、昆虫を「気持ち悪い」…という子が少なからずいます。
そういう子たちには「虫から見れば、あなたは手と足が2本しかない!目も2つしかない!!気持ち悪い…!!と言われるよ??」…というようにしています。
自分の今の姿を基準としてそれと異なることに対して、「気持ち悪い」…と口にすることは、同じヒト同士であっても、障害を持つ人に対しての反応につながるのでは?
自分と違うから…では、いけないのでは??…と。
(かくいうわたしも。ヘビ類は少々苦手…なことを白状しておきます。)

もう一つ、印象に残ったのは小学校へのIT機材の普及とその利用の実際。
この5年間で教室内に大型ディスプレイが常備され、子どもたち全員がパッドを持ち、多様に活用する状況が生じています。
先生にはコロナ禍が原因していると教えていただいたけれど、それらを使いこなす子供達の姿に驚かされました。
その一方で「メダカと一緒に(恩田池に)入れられる生き物は?」という問いに対して、
アマゾン原産の熱帯魚を揚げる子が少なからず多かった事に驚きました。
「水槽内でメダカと一緒に飼える生き物」…が、ネット検索でヒットしたのだろうけれど…。
在来生物で小さな生態系を形成させることに意味があるビオトープのはずだけれど、それがうまく伝えられていなかった自分への反省と、ネットリテラシー、メディアリテラシーを身に付けることの大切さ、子ども達へ伝えることの大切さを痛感した経験でした。

下の、写真は恩田池を改修している時に見つけた、ヤモリ君。
可愛い顔してるよね?
A4サイズにプリントしたものをプレゼントしたけれど、教室の前・黒板の横に長く飾ってくれて、うれしかった。
何かまた、関りが持てることを願っています。
文章:小池常雄
写真:恩田小4年3組よりのカード
   F先生からのメッセージ
その他
編集:小池常雄

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