食べ物が乏しいこの時期に…
ようやく春が本格化したけれど、昆虫や脂っこい種子を主食にしているシジュウカラには、自然界のエサがほとんどなくなる時期で、エサ探しに苦労している。
シジュウカラはとても夫婦仲が良く。
今ごろは、巣作りを始めている時期だけれど必ずエサ探しもペアでする。
この種にしてはオスメスが胸の黒い部分の太さで見分けられるのでよくわかる。
こっちはオス。
こっちはメス。
種が散らないように、あまりたくさんは出さないけれど、クチバシで咥えられるのは一粒。よくよく目で見て吟味してから咥えるけれど、種の身入りが悪いとわかると、プイと投げ飛ばす。
ガラス窓を綴じていると、こつんという音で、気が付く。
臆病で有りながらヒトをあまり恐れないところもあり、気に入った種が無いとわかると
室内にいる私か妻を不満げにひと睨み!?してから、飛び去るのが笑える。
これは種をよくよく吟味中の姿。
この粒はお気に召した様子。
乾燥したヒマワリの頭部ごと与えてみたら、お気に入りの粒をほじって食べることを発見。街が新緑で満ち溢れるころ、ヒナが孵る。
すると彼らはヒマワリの種には目もくれず、昆虫や幼虫探しに追われることになる。
おもしろかったシーンとして以下の3枚の経緯を…。
オスが気に入ったヒマワリの種をついばんで中を食べようとしていると、
つがいのメスが現れて…、「わたしにちょうだい♥」…と。
するとオスは呆然としているオスの顔…。(笑)
「男(オス)はつらいよ」…という顛末
もう一つおもしろかった光景がある。
写真が残せなかったのが残念なのだけれど、巣作りに精を出しているので、クチバシいっぱいに犬の毛だろうか?たくさん咥えて運んでいる。
えさ場に来たところで首をかしげているのを見ると、どうやらここまで来て、
嘴に巣材をたくさん咥えていてはヒマワリを咥えられないことに気が付いたらしい。(笑)
彼らの健やかな子育てが進みますよう…願うばかり。
[注]これらの写真はすべて200㎜相当のレンズで食卓の自席から座ったまま撮影。
初期は窓ガラスを閉めていたけれど、暖かくなったので窓を開けて撮影。
文章:小池常雄
写真: 同
撮影場所:小池自宅食卓脇
撮影日:20230401、02、11、12
編集:小池
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