次の活動実施予告・実施済の報告


〇第6回定例活動は「畑のお世話~秋野菜の苗などを植えよう!」は9月15日日午後51名の参加を得て完了しています。
◎第7回定例は10月12日土の予定ですが、確定後告知します。
◇第5回特別活動は。実施日・実施内容ともに未定です。

2024/05/18

山菜の味は?

   野菜になる前の 野菜??    
今年の春も終わり。
幸い今年は、山菜を食べる機会にたくさん恵まれた。
そもそも今回のお話は今年度最初の活動で、
[日本で今食べられている野菜の渡来時期]
の資料を皆さんにお見せしたところから話は始まる。
国立科学博物館で開かれた「和食」展のテキストをベースに加工した資料を用いて
日本への各野菜の渡来時期を説明した時、
「これらの野菜が伝来する前に、日本人は何をたべていたのだろう?」と私がつぶやいた時の事。
顧問のHさん曰く「いわゆる山菜を食べていたのだよ」…と。
確かに、ようやく稲作が伝来したころ食べていたのは、獣や魚介類以外は、現在で言う野菜など栽培していないから在来種の食べられる植物の「山菜」であったということ。
現在の野菜は、野生の植物をいわば家畜化して、本来持っている苦みなどを和らげたり、葉を大きくしたり、結球させたりしたもの。
風味という言葉で表せられる、そもそもの特徴を楽しめるように、ほどほど残して飼い慣れされている。

今季は人為的な野菜ではない「山菜」をよく食べるチャンスがあった。
まずは畑の横で摘んだ「つくし」のバター醤油炒めと煮浸し。
次は、ご近所Mさんからいただいた「フキノトウ」
これは天ぷらで早春の苦みを味わう大人の味…
これは春も深まった後、ご近所のMさんからいただいた「フキ」
太い市販のものと異なり、細いので下処理が手間がかかって大変だけれど、この時期とてもおいしい。
併せたのは当方の畑で作ったハツカダイコンの浅漬。
以下は、活動の中で収穫したり、Nさん、Oさんにいただいたりして
豊富に到来した「タケノコ(筍)」。
米ぬかで茹でるイメージが強いけれど、新鮮なものは唐辛子を1-2本いれるだけでOK。
定番の「タケノコの炊き込みご飯」
上には、庭に植えてある「山椒の若芽(木の芽)」
これは別に取っておいた「穂先タケノコ」をトッピング。
「タケノコと豚肉と新タマネギの炒め物、木の芽載せ」
左は「タケノコの豚肉包み」右下は「タケノコと豚ひき肉を炒めたもの」
右上は、畑のクズタマネギのかけらを炒めた物。
参加者のどなたかに送っていただいた写真
「タラの芽の天ぷら」

これは、Wさんに頂戴した新潟の「コゴミ」
ともかく熱を通しすぎない様に気を付けてサッと急冷。
天ぷらもいいけれど、天ぷらは自作の新玉ネギのほう
その上にサッとこごみをゆでたもので彩りと食感と…
リッチ
さっと湯通ししたものにゴマを掛けて…
マヨネーズと醤油をかけても…
噛むと少しだけぬめりを感じる。

「和食展」の展示物:野菜の日本への渡来時期
図録の方がはるかに詳細。
今年はいろいろな形で春を楽しむことができました。
これも生物多様性に富み、四季のある国に生まれ育った恵かと…。
文章:小池常雄
写真:   同
撮影日:202403~05
編集:小池

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