次の活動実施予告・実施済の報告


◎2024年度もつくし野ビオトーププロジェクトを実施します。
〇第1回定例活動は4月20日土専用畑で年間プログラムの発表や新キャベツなどの収穫体験などを実施しました。
〇 第1回特別活動は、連休期間中に野菜の収穫た体験を実施予定です。確定後このブログで紹介します。

2020/04/11

さまざま菜の花

  あれもこれも、、 ナノハナ 
[特別に特別な活動での一コマ。手にしたはさみと花が同じ色。右下に私の影が映ってる!]
一般に菜の花というと、菜の花油が採れる種類(アブラナ)の菜の花をイメージします。
これは温暖な千葉県房総産などが「菜の花」としてスーパーマーケットで束になったり、パック入りで売りだされ、よく見かけます。  
茹でたりすると少し苦くて、あえ物やお浸しで食べると春の味ですよね…。
私たちの畑でも、秋にまいた種が成長し、早いものでは年末年始あたりから、花を咲かせているのはこのブログでお伝えした通りです。
でも、春も深まったこの時期、いろいろなアブラナ科の作物の花、つまり菜の花(ナノハナ)がみられます。
この花、何の花かわかりますか?
キャベツの花、キャベツのナノハナ。
少し前までは、ブロッコリーのようだったけれど、花が咲くときは花と花の間が空き…。
私の自宅の食堂の窓の外で育てていたのは、畑に植えた同じキャベツの苗の一部なのだけれど、なぜかうまく結球せず。
そうこうするうちに、ヒヨドリの越冬食料となり、ついばまれて葉先がギザギザに。。。
4つの苗のうち、3つがトウ立ち。
これは畑のキャベツの菜の花。
これは、まさにトウが立っている感じ。。
 こっちは結球した中央部から突如、花芽が突き出して…。
これは、全体を見るとすぐわかるけれど…。
ハクサイの菜の花!
教材用にわざと残したもの…。
ハクサイ三株のナノハナ。
これは??
葉っぱの一部が見えても、わかりにくいかな?
知らない人は驚くかも? コマツナのナノハナ。
巨大に成長したので、中央部を切り取ったのだけれど、それでも周辺から花芽が出て…
意外にコマツナのナノハナもt食べてみるとおいしい。
今年は春が早く、トウ立ちしたのも早く、お店で珍しくコマツナのナノハナを売っていて驚きましたが…。
手前が、コマツナのナノハナ。
後ろは普通のアブラナのナノハナ。
さてこれは?
茎ブロッコリーの花。
花を咲かせてしまうと、食べられる次の花芽が出てこなくなってしまうので、慌てて摘んでしまうのだけれど…。
これは、おそらくコマツナとハクサイの両方の特徴を持っている交雑種。
アブラナの菜の花の種を撒いた横の畑の隅で自然発生していたもの。
左後ろは、普通のアブラナ。
ダイコンやカブも、同じアブラナ科だけれど、花は白か紫。 でも形は同じ十字花。
花をよく見ると、花びらが4枚、十字型に付いているでしょう?
春満開のこの時期、いろいろな作物のナノハナが見られます。
アブラナ科の植物に秘められた、多様性という(色々な作物の特徴や味わいの違いなどいう)多様な能力を見た思いでもあります。
《おまけ》
これは、大井町のスーパーで見かけた野菜。 商品名は「チンゲンナバナ」
要するにチンゲンサイの花芽:ナノハナ。
店頭で売っているのを見かけたのは、初めて。
東急ストアではコマツナのナノハナを今年初めて売っているのを見かけたけれど…。
 




今年は春の訪れが速く、私たちの畑の葉物野菜も早くトウ立ちしてしまい困ったけれど…。
でも逆に、普段はあまり花芽を食べないチンゲンサイやコマツナのナノハナのおいしさに気が付いた年でもありました。
食べなかったけれど、ハクサイのナノハナもとてもおいしいのだそうで…。
結球した部分にためた栄養やエネルギーを一気に注ぎ込んだのが菜の花だからね…。
文章:小池常雄
写真:   同
ブログ編集:同

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