初めて見たコムギの花(おしべ)
自宅庭のプランターで教材用に育てているコムギ。3月下旬には、葉の半分以上が白くなり、ウィルス性の病気か?と心配していたけれど、その後成長するにつれ、上部はすっかり回復。
気が付けば、成長とともに白いところは枯れ、緑のところばかり。
麦の穂が出ている。
コムギの根元に咲く橙色の花は、キンセンカの仲間のカレンジュラ。
さらに、麦の穂をよく見ると、小さなオシベが出ている。
初めて見たけれど、稲のものと違い、細長い袋状で先に穴が開いているようにも見える。
比較のために、こちらは昨年の8月15日に写した、自宅のバケツ稲の花(オシベ)
改めてよく見ると、少し似ている。
人類が、何とか今のところ飢えずに生きていられるのも、このコムギとコメの恩恵が大きいと思うけれど、どちらも植物の花としては、とても地味。
花粉は風で運ばれる風媒花だから、チョウなどの昆虫もやってこない。
畑の隅の中村さんから分けていただいて移植した株も、麦穂をつけている。
中村さんの畑の物は、土壌を整え、マルチングに用いるためなので、穂が出る前に刈り取ってしまい…。
これが熟して、茶色になれば、いわゆる麦秋。
それにしても、他の植物同様に、今年はいろいろなものが早い。
文章:小池常雄
写真: 同
撮影場所:自宅庭
撮影日:20210411
ブログ編集:小池常雄
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