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(つくし野ビオトーププロジェクト2021年3月)
「つくし野ビオトーププロジェクトは、定例活動を2月20日、3月14日に実施した。昨秋に種を蒔き苗を植えた作物が成長、次々と獲りごろを迎えているためだ。
収穫はアブラナ科の野菜が多く、キャベツやハクサイ、茎ブロッコリーなど。
ほかにリーフレタスや紅心大根もある。
今後もサヤエンドウ・ソラマメ・タマネギなどの収穫が控えていて、3月の定例活動ではジャガイモを植えた。
ヒトが食べるところを食われてしまった。
調理しようとしたら虫が出てきた、食われていた。
害虫(獣)といって駆逐しようとすればできるかもしれないが、つくし野ビオトーププロジェクトの活動の根幹は、ヒトもほかの生き物も同じ地球に生きる命であり“宇宙船地球号を護ろう”である。
共存を探らなくてはならない。
しかし、キャベツを食ったヒヨドリが丁寧に緑色の糞をして去っていった跡を見た日には…! と小池常雄プロジェクトリーダーは作物の説明に栽培の悲喜こもごも交えて話す。
話が盛り上がる一方で子ども達の目が「収穫したい」と訴えかけ、その視線は時間とともにどんどん強くなるが、この話は貴重でもある。
話が盛り上がる一方で子ども達の目が「収穫したい」と訴えかけ、その視線は時間とともにどんどん強くなるが、この話は貴重でもある。
それは、プロジェクトが参加とともに「自分でやってみる」ことも勧めているからだ。
参加者が体験するプログラムは種まきと収穫が基本。
日ごろの世話はスタッフが自らの時間の合間にやっている。
限られた時間で効率良く進めようと子どもには危険な農具も使っているため、「自分で“育てる”(やってみる)」は自宅が基本となり、いわば分からないことだらけ。
「こうなったらどうする?」「そうならないよう注意して!」などを先行して知ることができるわけだ。
話を畑に戻そう。
収穫体験は子ども全員ができるように配慮しながら、茎ブロッコリーのように獲れるものが多い場合は保護者も一緒になって行う。
キャベツやハクサイのように1つひとつはっきりしているものは順に獲っていくが、これから収穫予定のサヤエンドウはなかなか見つけにくい側面もあり、どこに実っているか見極める目をもっていると全く違う。
同様に「スーパーの売り場では見ることのできない野菜の姿」「ブロッコリーとキャベツは姿も味も全く違うけど花は似ている」「キャベツとレタスは似ているけど、ヒヨドリはレタスに手を付けない」「キャベツの根を初めて見た」少し視野を広げれば畑は気づきの連続だ。
都市には土がない。
都市には土がない。
あったとしても、学校と家の往復、勤務地と家の往復で土を感じる機会はない。
つくし野ビオトーププロジェクトは、目と鼻の先に家がある、車が走る、そんな住宅街の真ん中で繰り広げられてきた。
4月から16年目が始まる。」
4月から16年目が始まる。」
取材の岡本さん、ありがとうございました!!(小池)
引用元」教育系月刊誌「スクール・アメニティ」が発行する
Webニュース「スクールニュース」
ブログ用再編集:小池常雄
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