上越山中で、ひっそりと…
指先には、しっかり吸盤が付いているのは、樹上に棲むカエルの特徴。
この個体はおなかが大きいので、今夜あたり産卵するではないか?…と高見さんの分析。
人工の池だそうだけれど、水面の上の枝には、すでに産み付けられた卵塊が…。モリアオガエルのオタマジャクシは、この泡の中で孵化し、泡の中を泳ぐようにして、外に出てついには池に落ち、成長する。
それにしても、いくら大きいといってもあの母カエルのお腹からこんな大きな卵塊が作られるなんて…。空気と混ぜて泡を作りその中に卵を産み付けるのだそうだけれど…。
人里離れた山中で、繰り返される、自然の営み。
文章:小池常雄
写真:高見元久
撮影地:上越山中
ブログ編集:小池
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