次の活動実施予告・実施済の報告


◎2024年度もつくし野ビオトーププロジェクトを実施します。
〇第2回定例活動は5月11日土と予告していましたが、サツマイモ苗入手の都合で5月19日日専用畑で実施に変更します。
〇 第1回特別活動は、5月5日日こどもの日午後実施します。

2022/10/20

幼稚園児に  野菜作りの体験を!(その3)

    おいしいハクサイに なぁ~れ!(3) 

F幼稚園の園庭の隅に植えたハクサイ。
「もっと野菜を育てたい!」…との園長のお気持ちを受け、またまた作業を…。
作業日当日に大量の資材を一気に運び込むのは困難なので、雨だった前々日の10月12日に資材を調達し、朝夕の2回に分け、園庭の作業予定場所に搬入。
まずは朝、土質改良・増量用の培養土を8袋。

次は夕方の2回目。
牛ふん5袋、EMぼかし2袋、雑資材など濡れてもいいものを優先して搬入し事前準備は完了。
作業当日の10月13日朝、「小雨は朝のうちに止む」という天気予報を
前回同様、素直な性格の私はすっかり信じて、やや遅めに10時前に活動開始。
まず最初に専用畑に立ち寄り、ハクサイ・キャベツの苗をピックアップ。
ジムニーの後と助手席にハクサイとキャベツの苗をVIP待遇で…。
耕作予定場所の前に、この日使った資材をならべるとこんな感じ。
土の上の大袋に入ったものは、培養土と牛ふん。
最初に、この日の耕作地の開墾から…。
前回の開墾場所同様に、土の状態が全く良くない。
そもそも耕作可能な土の層が表層の150mmほどしかない。
その下はこちこちの砕石の転圧層。
表土から小石を取りだし、バケツに放りこみ、次の小石を掘り出していくのだけれど…。
これは小石とは言えない。 
他にも掘り出せる大きさではなかったアスファルト片もあり。
排水管の破片、針金の太い番線が何本も。
建設廃材を埋めてある。
配線の端部処理をした電気配管を土嚢袋に包んだものが掘り出され、
処分するわけにもいかず。当初、ゲートを電動化しようと目論み、配線だけして中止したものか?
高木の足元に、ごみとなっていたプラスチック植木鉢を反転させてとりあえず収納。
「小雨は朝だけ…」との天気予報を信じ、作業を始めたのだけれど、
この日はほぼ終日小雨が降り続き、大外れ…。
今回、耕作用に開墾したのは、手前と右側の2辺を合わせて逆L字型の2畝(ウネ)。
本当はもっと、広いエリアを畑地用に開墾し、野菜を植えたかったのだけれど土
の状態が良くなく、また小雨がずっと続くことで作業効率がとても悪く、エリアを縮小。
次に、化石貝紛、化成肥料、牛ふん、野菜用培養土、EM材を投入。
各種資材を撒き、それらを攪拌し、整地し、マルチをかけ、止ピンでとめ…。
事前に準備したキャベツとハクサイの苗のポットを植付予定場所にセットし…。
これらをつらつらと書くのは簡単だけれど…。
振り続ける小雨の中の作業は著しく体力・気力をそぎ…。
やれやれ…ともかく、この段階でF園長とお約束したこの日のミッションの準備完了。
写真と文章では、伝わらない振り続ける小雨と泥が、なかなかのハードルとなり。
前回同様に小雨が続き、ゲストの登場を危ぶんだけれど、たくさんの年長児が来てくれ。
「植えつけたい人は?」という先生の声掛けに、たくさんの手が上がり。
最初に、この日植える2つの作物の苗を紹介。
「この苗、なあ~に?」と聞くと、やっぱりなかなか答えが出ない。
ハクサイは前回紹介したけれど、キャベツは、食べる時の姿と苗は似てないからね…。
小雨が続くので、子どもたちを濡らさないため、希望する子に、手早く一人ずつひとつずつともかく早く植えつける植付体験に注力。
鉢の中で白い根が回っている苗の、外し方、持ちかた、支え方、植え付け方を説明。
皆、熱心に見てくれ、作業してくれ…
苦労して準備した意味があったというもの…。
女の子は、植付の作業もやさしい…。
この位の歳の孫がいる同期もおり…。
全てではないけれど、苗の8割方は、子供たちの手で、え付けてもらうことができ…。
希望者の植付を終え、その後の作業は私が引き受け。
残った苗は私の手で植付け。
植えつけた全苗の根元に、遅効性肥料を4-5粒ずつ置き…。
しなやかに曲がるフレームを2つの畝にX字が重なるように設置。
事前に用意してあったネットを防虫用に設置。
前回整備した袋づくりのサツマイモとハクサイは小雨の中で順調に生育中。
ネットの中だけれど、大きく葉が広がり、
中央部の「巻き」が始まっている!
この日うれしかったのは、
植付作業から時間を経て、退園時に女の子とお母さんが立ち寄ってくれたこと。
その子が「この苗、私が植えたの…。」と、お母さんに説明。
とてもかわいい子だったのだけれど、植付の時の顔は覚えておらず、
私からは
「ゴメン! 植付の時は忙しかったので、手元しか見てなかった!!
給食を楽しみにしてね…」…というのが精いっぱい。

園長先生から
「園児の手で収穫し、皆で給食で食べたい! その時はご招待します!!」
とのお言葉を頂戴していたので、うれしい限り。
でも、責任重大!!

「いつ、収穫できるの?」
  …と園長から質問を頂いたものの…。
「一応、年内目標ですけれど… 。後は、ハクサイに聞いてください!」
  …と、答えはハクサイに押し付け、責任回避。
まあ、「いつかは食べられるでしょう」…ということで、
とりあえずこの日はここまでで、許してください! 園長」
文章:小池常雄
写真:園の先生・小池
撮影地:F幼稚園
撮影日:20221013

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