次の活動実施予告・実施済の報告


◎2024年度もつくし野ビオトーププロジェクトを実施します。
〇第1回定例活動は4月20日土専用畑で年間プログラムの発表や新キャベツなどの収穫体験などを実施しました。
〇 第1回特別活動は、連休期間中に野菜の収穫た体験を実施予定です。確定後このブログで紹介します。

2024/03/21

生物多様性と和食(和食展1/2)(追記あり)

  日本列島の豊かさの複合形 … 和食 
2月末まで上野で開催されていた和食展に2月半ばに遠征。
料理としての和食がユネスコ無形文化財に登録され10年経過したのを機に企画されたものの、コロナ禍で延期されようやく実施された展覧会。
和食を多方面から見て、特色を分析し、模型や再現などで紹介している。
下記は、A4見開きがたリーフレットの内側、A4で2枚分の紹介パンフレット。

冒頭の展示で関心を持ったのは、まずは日本列島の成り立ち基づく軟水を基本とした出汁の文化。
そもそも硬水(水の中に含まれるミネラル)が多い、欧州の水では、出汁が上手く作れない。
昆布にしても鰹節にしても出汁の基本はこの軟水をもたらす日本列島の地質を産んだ成り立ちによる…ということ。
水道の水源によって、日本各地で水道の硬度が異なる…という展示。
見慣れたボトルも並ぶ、ペットボトルで売られている天然水の硬度の説明。
水以外にも、キノコ、山菜、野菜、海藻、魚介類など、和食を構成する豊かで様々な素材は、世界有数の生物多様性をもつ日本列島がもたらしてくれている…という展示がされており。
下記のパネルは、コメとダイズをベースに、様々に加工されているというもの。
これはわたしも毎年玄関前でバケツで栽培している稲の生育の展示。
クロマグロを代表とした魚類も展示。
展示は各種されており、一部を除き、ほとんど撮影可能なのだけれど、展示故の照明が制限になり、肉眼での見え方とはことなり、写真ではなかなかうまく写せないものが多い。
上野での展覧会は既に終了しているけれど、まだこれから全国を巡回。
巡回される都市を訪れるチャンスがあるならおすすめです。

【追記】
MKさんより上記に反応を頂いたので、下記に転記し、ご返信も追記します。
「高級そうな和食…特にカニは年一度も食べませんが国立科学博物館に展示されているとは⁉️
その他どんなものが展示されているのですか?
  ➡高級なエビカニの標本も沢山展示されています。
   和食店の今後の全国巡回の日程は以下です。
   ちなみに、国立科学博物館の常設展は、高齢者は何と無料!!
   是非ご自分の目で…(小池)
探究心旺盛な小池さんに脱帽‼️ (笑😆
生物多様性と和食の関係性とは❓
  ➡もう1回、このネタでブログを書きますが、
   多種多様な動植物が生息するそもそもの日本の【自然環境の多様性】に加え、
   それによって生じた【種】や【遺伝子の多様性】すべてによって、
   和食の豊かさが成立している…という意味です。
   [注]生物多様性の三要素は、環境・種・遺伝子の多様性です。(小池)
増えていることも、例えばSDGs
  ➡多様性は増えてはいませんね…。
   SDGsに関わることがたくさん身の回りにあることは
   いつもこのブログで書いている通りです。(小池)
農産物や海産物を人間の都合の良いように加工して食することが良いのか⁉️
  ➡加工することが悪い…とは思いませんが、元の姿を知らないで、
   食べたり利用しているものがあまりに多くなっていることが問題のように思います・
  ➡あちこちで子供たちに、野菜作りによる体験学習をしているのは、
   そもそも食べているものの元の姿、どうやってできるのか?を体験を伴って
   経験してほしい…という思いからです。(小池)
人類優先できた地球人が正当化され、環境汚染等の問題・課題が原因で絶滅危惧種も発生していますが、小池さんのお考えは如何でしょうか? 
  ➡その通りと思います。
   主催している活動に来てくれている子供たちには、
   地球はヒト(人類)だけの物じゃない…と繰り返し、伝えています。(小池)
ちょっと論点がブレているかもですが…⁉️
  ➡そんなことはありません。(小池)
文章:小池常雄
写真:   同
撮影日:20240215
撮影場所:上野 国立科学博物館
編集:小池

0 件のコメント: