次の活動実施予告・実施済の報告


〇第8回定例活動は日程変更し、11月17日日実施済です。
〇第5回特別活動は、10月27日日実施済みです。次回は未定です。

2019/06/11

活動報告:第3回定例活動

「プールのヤゴ救出大作戦(Ver.14)
を実施しました。
[中央の大きい個体は、ギンヤンマ。]
2019年6月8日土曜日、本年度定例第3回目、特別の4回を併せると7回目の活動を実施しました。
朝からあまり天気予報は芳しくなかったものの、樋村さんと相談して実施を決定。
ブログへのアクセスを見ていると、参加者が実施するか否か気にしてたくさんアクセスしていることが分かりました。(翌日は雨でしたので、この日実施してよかった!)
私は朝9時過ぎ、つくし野ローズガーデンの池に、観察用サンプルのヤゴとヒメダカをいただきに行くところから準備開始。

顧問の皆さんとは、小学校で10時から準備開始。
3年生と1年生の兄妹が最初から手伝ってくれました。
津波で大きな被害を受けた岩手県陸前高田市の支援をしている友人からお借りした大漁旗も正面に飾りました。ヤゴが大漁でありますように…。
この船は津波で沈んでしまったけれど大漁旗だけ残り、皆に元気を届ける役割を果たしてくれている…。今は、第3栄光丸が活躍中とか…。
 たくさんの皆さんの支援があったので、準備は順調に進み、落ち着いた幸せなランチタイム。
 サンプルのヤゴやヒメダカたちはこんな感じ。
観察用に、窓側に実体顕微鏡を2台セット。
3年生と1年生の兄妹が受付も担当してくれて…。
13時過ぎて、参加者がどんどん来る!あれれ…いつもより人数が多い!!!
視聴覚室の会場がいっぱいになってしまった!!
最初に私から、どうしてプールにヤゴがたくさんいるのか?昔のつくし野と今との違い、プールはトンボたちが子孫を残すために貴重な水場となっている…などなどお話し。
ヤゴの飼い方、エサの種類、エサの与え方などを説明。
どんな時どんな風に羽化するかや、写真の写し方、100均で買える新しいスマホ用の接写道具も紹介。
基本生きたエサしか食べないから、冷凍アカ虫で育てるにしても、ピンセットなどでいちいち与えなくてはならず、昆虫の中ではともかく肉食で生きたものしか食べないヤゴを飼うのは大変…ということを説明。
世話をできる以上の数を自宅に持ち帰っても、共食いをしたり、死なせてしまうことも説明。
短めのお話の後、雨が降る前に…と急いでプールサイドへ移動。
プールの四隅に、救出したヤゴの計数・記録ポイントを設置。
採取したらそれぞれに持ち寄ることを指示。
今年は、小学校の手で、ちょうどいい水深にコントロールされていて…。
でも例年に比べて、ヤゴは少なく…。
お父さんもお母さんも子供たちがプールサイドに上げた落ち葉の中を大捜索。
高い位置から見るとこんな感じ。皆がそれぞれに、いろんな方法で…。


途中で一度、給水・休憩タイムを設け、合計1時間弱で救出完了。
教室の戻り、まとめのお話。
プールの4隅に集計ポイントを設置。一匹一匹、種類と数を計測し、記録。
4か所の集計の結果:アカトンボ:698匹、シオカラトンボ:1匹、ギンヤンマ:3匹。
総合計:702匹 …という結果となりました。
前々日に、小学校3年生が、授業で「ヤゴ採り」をしており、ギンヤンマ5匹と種類不明のヤゴを相当数持ち帰っている…とのことで、単純な比較はできませんが、例年よりかなり数がすくなかったことは確か。
いったん解散後、5匹から10匹ほど、一人で世話のできるヤゴを配布。
更に、受付の時に参考として配布した資料とは別に、ヤゴ、羽化用の小枝、飼育用の水草、冷凍アカムシの4点セットを配布。
なんとも至れり尽くせり…と、自分でも思うけれど、ちゃんとした飼い方・世話の仕方の説明をして、飼育環境を整えられるようにし、さらに子供たちに適正な数のヤゴを引き渡さないと、死なせてしまうだけ。
我々の活動は、ヤゴの生命としての尊重による救出!!
そもそも、この活動で、何をやっているのか?わからなくなってしまうからでもあり…。
この日の参加者は、未就学:14名。1年:13名、2年:11名、3年:8名、4年:4名、5年:3名、6年:3名、不明:1名。小学生の合計:43名。
子供の合計:57名。
保護者:43名。(家族数は35。配布資料は30しか用意しておらず、渡せなかったご家族は、ごめんなさい)
見学・顧問・取材・代表他(Y氏(町田市議)、Fさん(明治安田生命)、樋村、田村ゆ、船崎、高見、井上、岡本さん、小池):9
大人の合計52名総合計:109名。
子供たちの所属:
小学校:つくし野、南つくし野、小川、鶴間、森村、南成瀬、若松(相模原市南区)、和泉(東京都狛江市)の合計8校。
幼稚園・保育園:つくし野天使、南、ポポラー、たかね、こだまの合計5園。
なんとHPの開催案内記事を検索して調べ、狛江市や相模原市からわざわざ参加してくれた家族がいてびっくり。
恒例の集合写真は、こんな感じ。リサイズしてあります。
やはり、100人を超すと、大迫力!!
救出された生き物たち…。
参加してくださった皆さん。ありがとうございました!
《おまけ》
鉄鋼マンさんから写真とお便りをいただきました。
活動日の前々日、小学校の授業で「ヤゴ採り」をしたのだそうですが、鉄鋼マンさんの家にも、ギンヤンマのヤゴが1匹。そのヤゴが、8日の朝、羽化したとか…!
「(6月8日)朝起きると、銀ヤンマと秋アカネ一匹が羽化しており、大騒ぎでした。そういう時期だったのか、捕まった事が刺激になって早まったのかわかりませんが・・・。早速皆で逃がしました。」
以上です。
                                 文章:小池常雄
写真:井上、船崎、岡本さん、小池
ブログ編集:小池常雄


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