ギンヤンマの抜け殻を観察しました。
6月13日に続き、14日にもギンヤンマの二匹目が羽化。これらの抜け殻は、どちらもきれいに残っていました。
翌日大雨が降ると予報されており、慌ててそっとガマの葉から外して回収。
この時のために、ガラス瓶を購入しておいたので、乾燥させてから保管。
いったん、ガラス瓶に入れるととてももろくて壊れやすいヌケガラも扱いやすくなり、ひっくり返したり、斜めにしたりして写真を撮りやすく、かつ保管しやすくなるのです。
ギンヤンマの抜け殻は大きいのみならず、しっかりしていて、アカトンボのものより保管しやすい。
観察すると、目があったところは薄くて透明度が高い。
触角の跡も残っている。
頭部を下から見ると、捕食するとき飛び出すアゴがよくわかる。
下から見ても、抜け殻でも、かっこいい!!
背中は、ぱっくりと割れていて、ここから体と羽が滑り出したことがわかり。
最後までヌケガラとつながっていた、血管?が白く繊維状に伸びて残っている。
もはや、命そのものは抜けてしまった抜け殻だけれど、宇宙服のようにも見える。
下の一枚は100均のアタッチメントレンズを付けたスマホで写した写真。
焦点深度(ピントが合う奥行きの範囲)はとても浅いけれど、それなりに写る!
保存用ガラスビン(東急ハンズで500円くらい)に入れるとこんな写真も…。
とてももろい抜け殻を壊さずに写すことができる。
こちらは、ビンに入れるとき、右の後足を折ってしまった。
本当にもろい…。残念。
《おまけ》
さてこれは、我が家のミニビオトープの中のヤゴ。
水面から浅いところの水草の上にいる姿を、水の上から撮影。
頭部の形から、赤トンボとは違う。
ムギワラトンボかな?
アカトンボと頭と腹の形が違い、色も濃く、しっかりとした体つき。
お腹も平たくて、堅そう。
足や腹から生えた細かい毛もちゃんと映り込んでいます。
上の写真は、水面の反射が映り込んでしまいましたが、下の写真はまずまずに写りました。
天気が良い日の日差しほど、美しい発色で昆虫たちを写すことができます。
文章:小池常雄
写真: 同
ブログ編集:同
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