次の活動実施予告・実施済の報告


◎2024年度もつくし野ビオトーププロジェクトを実施します。
〇第1回定例活動は4月20日土専用畑で年間プログラムの発表や新キャベツなどの収穫体験などを実施しました。
〇 第1回特別活動は、連休期間中に野菜の収穫た体験を実施予定です。確定後このブログで紹介します。

2019/11/06

ロンドン郊外(1/3):駆除されたはずの珍獣?

コッツウォルズ地方バイブリー村で
クレソンを食べていたのは。。。
ここはロンドンからバスで3時間ほど走った場所。
コッツウォルズ地方バイブリー村は古くから羊で栄えた地方。
産業革命による機械化など様々な社会の試練を受け、一時衰退しかけたけれど近年、古くからの英国の暮らしぶりが見られると、国内外の観光客に人気。
ロンドンの市街地を抜けると広がるのは、延々とどこまでも続く牧草地。
一面の牧草地を生け垣や石垣で区画してあり、とても穏やかな景観。
ディテールはこんな感じだけれど、壊れて居る部分があるものもあり・・・。
まあ、地場産の意思を使っている感じがあり、自然に優しい印象。
見かける動物は、羊・牛・馬・豚。
 
野生生物も、キジやトンビ。
トンビはレッドカイトという種類で保護が進んでいる。(見かけたけれど写真撮れず)
キジは、あちこちにたくさん。道路に飛び出して、車によくひかれるそう。
バイブリー村につき、マスの養殖場付属の売店の横を流れる川をよく見ると、また何かいる!
ネズミの仲間げっ歯類だとすぐわかるけれど、日本のドブネズミとも数日前隣国のベルサイユ宮殿近くで見かけたヌートリアとも違う。
体は一回り小さく、顔つきも違う。耳が小さい。自生しているクレソンの葉の若芽だけを食べている。
仮にマスクラットという種類なら、もともと北米原産だから、ここでは外来種?。
調べてみると、イギリスではすでに駆除に成功と書かれており。
仮にそうならビーバーのような生きもの。
見えなかったけれど尻尾は扁平し、泳ぐときはカジのやくわりを果たす。
本来、川より沼に生き、陸に上がることは少ない。
入口が水中にある巣や水辺の横穴を掘って巣穴にする。
著作権の問題で転記できないけれど、インターネット上の写真はとても似ている。
明らかに、カピバラなどとは顔つきが違い。
ヌートリアと同様に毛皮目的で、欧州や日本が養殖を試みたものの放され、野生化。
水生生物の生態系への影響が懸念されている生きもの。
日本では特定外来種に指定。
日本だけでなく、欧州の何か所か、特に自然環境が保護されているような場所で短い間に2回もこんなに大きい、また大食漢で生態系への影響が大きい生き物を見かけてしまった。
外来種の問題が、世界規模であることを痛感。
彼がいたのはこんな小川のど真ん中。水深は浅く、クレソンが水面から新芽を出している。

《おまけ》
マス養殖場では、魚の調理・販売もしていて、魚好きの私としては、興味深く。
内臓をとっただけのもの、半身にして皮もはいだもの、マリネしたもの。
ハンバーグのようにミンチした魚肉を成形したものもあり…。
 
調理は展示ケースのすぐ奥で…。
包丁の種類や使い方が日本とは違うので、魚の調理をよくする私としても興味深く…。 
おいしい料理になったならいいな…
文章:小池常雄
写真:   同
撮影日;2019年11月5日
撮影地:ロンドン郊外
ブログ編集:同

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