次の活動実施予告・実施済の報告


◎2024年度もつくし野ビオトーププロジェクトを実施します。
〇第2回定例活動は5月11日土と予告していましたが、サツマイモ苗入手の都合で5月19日日専用畑で実施に変更します。
〇 第1回特別活動は、5月5日日こどもの日午後実施します。

2021/11/18

チャノキの花  (末尾に加筆)

    この花 見たことありますか?    
秋の終わりの里山を歩いて見かけた小さな白い花。 花びらは一重でとても地味。
蕾なのにオシベの先の花粉が入った「やく」の部分を覆いきれず、見えてしまっている。
白無垢の花嫁衣裳の角隠しのような印象を受ける。
ちなみに飲料のお茶は、チャノキの葉を加工したもの。
植物の名としては、「チャノキ(学名:カメリア・シネンシス)」。
蕾が開き、花が咲くとこんな感じ。
花びらは反り返ってしまい、中に潜んでいたオシベが圧倒的な本数とボリュームがありメシベが見えないほど。
花びらが目立つのが普通の花なのに、この花はオシベが目立つ。
私の人差し指が写っているので、3cmばかりの大きさがわかっていただけるかと…。
この花は1年ほどを経てまん丸い実をつける。
はじけてしまって、中の実が散ってしまっているけれど、こんな感じ。
どこかで似た雰囲気の花を見たことがあるとおもったら…。
これは、白いツバキ(椿)、大きさははるかに違い、直径8~10cmほど。
花びらも八重で、華やかさは違うけれど…。
考えてみれば、チャノキもツバキも、
生物学的には、ツツジ目、ツバキ科、ツバキ属まで同じ。
その下がチャノキとツバキで違うだけ。
サザンカも含め、とても近い親戚ということ。
この椿は、少し雰囲気が近い。
冒頭の3枚の写真を除き、写真を写したのは、2月の里山ハイキングのコースの一部。
道の右側に生えている低木がチャノキ。
同じルートでも、時間や季節を変えると、様々な発見がある。

追記:
田村顧問によると
「少し昔、町田でもお茶の栽培がおこなわれていました。
摘んだお茶は農協に集めて製茶したそうです。
特に、金森茶は最近まで残っていました。
それぞれの農家が自家焙煎した音もあったらしく、
金森のKさんから、時々いただきました。」
…とのこと。
私も以前、緑茶にすることを試みたことがあったものの、手間がかかって断念。
お勧めしているのは、新芽を天ぷらにすること。
ほんのわずかな時期にしか、出来ないし、そもそもお店で買えるものでもなく。
初夏の味。

《おまけ》
里山の小道を歩いていて見かけたきれいな実。
名前がわからなかったのだけれど、教えを乞うた知人のMKさん(女性)によると、
「これはヤブミョウガの実ではないかと思います。
本来ならまっすぐ上に伸びているはずが、伸びてきたヤマイモの仲間のツルに巻き付かれて倒れているのでしょう。
でもとてもきれいな実ですね…。」
…との事。
名を知らなかった野草も名前をしると、なぜか親しみがわくのは不思議。
文章:小池常雄
写真:   同
ブログ編集:同
撮影地:町田市成瀬尾根近くの畑の脇、長津田南の里山
撮影日:20211115/16

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