無農薬で野菜を育てるということは…。
この穴だらけの野菜は?
葉っぱの穴の先に、青空が広がる。
普通に農業をしている人にはあきれられそう…。
私たちの専用畑は、ビオトープ(生きものが生態系を作る)畑を標榜しているので、殺虫剤のようなものは極力撒かない…するとこんな感じになる。
葉っぱを食べた犯人は、主にモンシロチョウの幼虫、つまりアオムシ。
ダイコンとともに奈良時代に日本にやってきた外来種であることは先に書いたけれど、どうやら現在のモンシロチョウは、キャベツが大好き。
同じ畑に、ダイコン、ハクサイ、カリフラワーなど育てているけれど、圧倒的にキャベツがお好みの様子。
外葉だけならいいのだけれど、中心部が小さいときにイモムシが中に入り込み、中心部も食われてしまい…。
食われる苗に、木酢液や竹酢液を希釈したものを忌避剤として噴霧するとよいのだけれど、殺虫効果はそもそもなく。
手の上に載せて、子どもたちに見せているのが茶色いヤトウムシ。畑に飛ぶモンシロチョウはいい風景だけれど、放っておくとほとんど食べられて、何をやっているかわからなくなってしまうほど。
でも、ヒトの目には見えないけれど、実は目に見えない戦いが、モンシロチョウの体内で繰り広げられている・・・。
つまりかなりの比率の幼虫は、体内に寄生バチの幼虫に寄生されている。
キャベツの方も単に食べられるだけではなく、防衛作戦を実施中。
つまり幼虫に食べられたキャベツは、寄生バチを寄せ付ける物質を発散させるのだとか…。
目には見えないけれど、食べるか?食べられるか?の植物と昆虫2種の攻防戦。
こちらは、サツマイモの葉っぱ。
いろいろな昆虫に食べられてもはやスケスケ。
それで、無農薬で育ててても立派なサツマイモができるのだから、強い作物。
すけすけに食べられたサツマイモの葉っぱの下には、サツマイモ畑が広がる。
畑はこんな感じ。葉が食べられても、次々ツルが伸び、新しい葉が広がる。これは、カメムシの仲間?
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