いやいや 冬が来たからジャングルに…
何を隠そう、これは我が家の玄関を入った正面、吹抜の姿。
この出したり入れたりの大移動は、我が家で毎年2回行うお約束の恒例作業。
「ジャングルに冬が来た!」…のではなく、
「冬が来たから吹抜がジャングルに…」が正しい。
畑での野菜の栽培のみならず、子どものころから生き物や植物好きの私。
院生時代に研究室で、指導教授が鉢植えのベンジャミンの先っちょを、伸びすぎたといって切って捨てた小枝をゴミ箱から拾い、水に差しておいたら発根したので土に移したもの。
その後の私の人生とともに過ごす中で数本に増え、40年ほど経過した今も成長している。
我が奥様より私と人生を長く過ごしている…。
当初直径5㎜程、数十センチの小枝だったものが、今や直径10センチ程。
鉢植えとしてはもはや移動させるのがそろそろ困難。
太い!重い!!でかい!!!…当方の体力の限界!!!!
鉢植えの高さは我が家の玄関を出し入れさせられるぎりぎりの3mほどに制限しているのだけれど、太さは毎年更新中。
これ以外にはクワズイモとモンステラが主。
(クワズイモは他の場所にも大きなものが2鉢)
いずれもほんの小さなものを買ったのだけれど、毎年毎年巨大化!
モンステラはモンスターが語源であることを納得させられる、夏の間の巨大化。
夏の間に直径5mmほどの根を1m以上のばし、地面に到達させ、細かい根を出して養分を吸収し、巨大化。
家の中に越冬させるときは、葉を大幅に剪定して、こんなボリュームに…。
夏の間に鉢底から地中に伸びた根は、切らないと移動できない。
吹抜を上から見下ろすとこんな感じ。
年中、室内なのは、ベンジャミン(右奥)の1鉢と青ドラセナ(左奥)2つだけ。
青ドラセナは、高さ6mを越えたところで横に伸び、それで何度も頂点をカットしてもまだ元気。
幹は太くならず細いままなので支えてやらないと倒れてしまうけれど、どんどん上に伸びる。
シンガポールに行ったとき、街路樹で植えてあって驚いた種類。
毎年のように夏の夕方、ある時間だけ強い匂いを発する花を咲かせ、家の中全体に甘いにおいで満たせる。
この吹抜の真上は、1.8m×1.8mの平面形のガラス。
温室的な形状だけれど、断熱性能が弱いので冬は冷え込む。
それでも、これらの植物にはなんとか越冬条件を満たしている。
いや逆に、そういう種類でないと、私との付き合いは長続きしない。(笑)
明かりをつけるとこんな感じ。
電球は、白熱電球 ⇒ 電球型蛍光管 ⇒ 今は電球型LED と、時代とともに変遷。
実は本来、この場所の照明は、彫刻家イサム・ノグチのデザインのakariというシリーズの
和紙で作られた2mほどのロングペンダントがかけてあったのだけれど…。
そもそも和紙製なので紫外線を長く浴びて、ボロボロになってしまった。
再度、購入しようにも取替用のシェードだけで3万円ほどする。
この空間にはとてもよくあっているだけれど、なかなか手が出ないでいる。
それで、冬だけジャングル化。
[販売会社のHPより] |
真冬は、見上げると満月が見える。
ポトスの吊り鉢からは3m以上のツルが伸びる。
このツルは伸びすぎるとときどき切り取るのだけれど、生きているものを捨ててしまうのは忍びなく、ついつい挿し木にするものだから、ますます増えてしまう。
子どもたちが小さかった頃は、ベンジャミンを今のようにわずかな葉だけに刈りこむことはせず、クリスマスツリーのように電飾で飾ったのだけれど、それももう20年ほど前の話…。
吹抜の左にぶら下がっているのは、玄関前で育てたバケツ稲で収穫した稲束。
ジャングルのよう…と写真を見せた人には、異口同音にいわれるけれど、
我が家では、冬だけ(4~5か月間ほど)に見られる恒例の光景。
冬が来たから、ジャングルに…。
《おまけ:クリスマスリース》
いつも活動に来てくれるKSさんとMSさんの姉妹に手づくりのクリスマスリースをプレゼントしていただき…。
松ぼっくりも色が付けてあるし、モミジの葉っぱも押し花にしたものが付けてある。
何よりも何よりもそもそもこのリーズ、サツマイモのツル製。
おおおお!イモを食べるだけじゃなく、葉柄がキンピラになったり、ツルがリースになったり。
高い既製品よりも、こういうの大好き。
既に我が家の玄関ドアには、バケツ稲の稲穂の束がかけてあるので、2つ合体させてかけることに…。(和洋折衷)
大事に飾りまぁ~~す。
文章:小池常雄
写真: 同
撮影日:20211120
ブログ編集:同
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