次の活動実施予告・実施済の報告


◎2024年度つくし野地区での活動は延20回実施。延参加者数は766名でした。 ◎F幼稚園での活動は延15回、延871名参加でした。 ◎小川小への出張環境学習は延11回実施。延887名の参加でした。 全て無事終了しています。
〇第1回特別活動は、4月5日土午後実施しました。

2022/02/26

庭に来る野鳥たち(その3:ヒヨドリ)

 ヒヨドリ  : ケンカっ早い、暴れん坊将軍   
里山や市街地で最もよく見かける野鳥のヒヨドリ。
何せ気性が荒く、スズメやシジュウカラ、メジロに対してはとても高圧的・威圧的。
けんかっ早く、えさ場では自分がおなか一杯でも他の鳥を蹴散らして独占する。
けれど、キジバトに対しては体が2回りほど大きいせいか、ケンカを売ったりせず、従順を示す態度(横から上目づかいで相手を見て、細かく羽を震わせる行動)を示すことが多い。
まれに本気でバトルすることもあるけれど、威勢のいい割には温厚なキジバトご夫妻には勝てない。
すぐ近くで、キジバトご夫妻のお食事が終わるのを、恨めし気に横目で見つつ待っている。
この写真では、2mくらい後ろの植木鉢に、パートナーがお食事の順番を待っている。
ツガイで行動することが多いのに、同じタイミングに同じ場所で食事することはなく、先着したほうが食べ終わるまで、待っている。
この点で、メジロやキジバトとは大いに違う。

じっと食べるものを品定めしている顔は、賢そうにも見える。
この時は、ミカンを睨んでいる。
自分のえさ場を守ろうとするのか、自分が満腹でも他の鳥が来ると、追い散らす傍若無人ぶり。
切ったミカンの代わりに、オレンジジュースを空き瓶にいれて植木鉢の隅に置いたらほとんどヒヨドリだけで飲みつくしてしまう。
ついては、ヒヨドリには少し意地悪をし、メジロは飲めても、ヒヨドリは飲めない方法として、細い針金に空き瓶を吊るし、それにオレンジジュースを入れてみることに…。
最初は、恨めし気に下から見上げていて…。
やけくそになって、せっかく咲いたパンジーの花を食い散らし…。
それでも気になって、横目でオレンジジュース入り瓶を見ている。
しばらくすると、ホバリング(羽ばたいて空中の同じ場所に留まる飛行方法)をして
空中の瓶から飲む方法を試みるようになり…。
おおお! ヒヨドリもいろいろ考える!!
ホバリングは、カワセミが得意な空中から水中のエサを狙うときに頻繁に行う飛行術。
カワセミは比較的長くできるのに、ヒヨドリはごく短時間しかできない。
カワセミは早く飛ぶのは苦手だから、それぞれ飛ぶのも得手不得手があるということかと。
カワセミは、空中で水中の獲物を狙いすましてホバリングする。
ヒヨドリは、場所はわかっているので、近くから飛び上がり瞬間的に頭を突っ込んで一口飲んですぐ戻り、ゼーゼー言ってる感じ。
羽が逆光で透けて見えて、きれい。
年末までは、きれいな赤い実をたくさんつけていたマンリョウ。
年が明けると食べるものが無くなったのか。急に狙われ始め…。
背伸びして、ようやく実を食べている姿はかわいいけれど…。

これは新治市民の森の中の耕作地、積雪の後のブロッコリー。
雪の中、突き出しているのでヒヨドリに絶好のターゲットとなり、ついばまれている。
文章:小池常雄
写真:   同
ブログ編集:同
撮影地:特記無きは、小池自宅小庭

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