次の活動実施予告・実施済の報告


◎2024年度もつくし野ビオトーププロジェクトを実施します。
〇第2回定例活動は5月11日土と予告していましたが、サツマイモ苗入手の都合で5月19日日専用畑で実施に変更します。
〇 第1回特別活動は、5月5日日こどもの日午後実施します。

2022/02/17

寒そうなサギ

  ダイサギ お食事中   
定点観察している横浜新治市民の森へは、いつもは朝いちばんで早めに行っているのだけれど、この日は午後遅く訪問。
ガイドセンターで、ビオトーププロジェクトの活動で用いる長津田宿公園のパンフレットをもらうのが主目的だったのだけれど…。
カワセミがいるのでは?と定点にいってみたら、この場所では見たことがないダイサギがお食事中。
  (注:1)以前見た個体に比べ、体が小さかったのでチュウサギか?と思ったけれど
       ・ダイ サギ  の口角は 目より後
       ・チュウサギの口角は 目の下
       ・コ  サ  ギ  の口角は 目より前
      …という季節や雌雄、成長段階、足や嘴の色によらない判別方法で、
       ダイサギの小さめの個体と判断。
下記はブルックリン美術館のHPより引用
シラサギを描いた浮世絵・版画です。

この時期、冷え込んだ日の朝いちばんだと、池全体が全面結氷していて、カワセミがダイブできずに枝の上で羽毛を膨らませて丸まっているのだけれど…。
この日は、夕刻には氷は消え。
カワセミと共に、ダイサギがエサを探していて…。
  (注:2)
     昨年秋、ダイサギがトカゲを次々、捕食する姿をご紹介したとき、
     また年明けに井の頭公園のコサギをご紹介したとき、
     読んでいただいている方から、
     「白い鷺はみな「シラサギ」という1種類だと思っていた。」…との反応があって、びっくり。
     アオサギ、ゴイサギ、アマサギなどは体色・体形が大きく異なるものはすぐわかるけれど、
     確かにダイサギ・チュウサギ・コサギは、皆白色。
     体の大きさだけではなかなか見分けにくい。
     「ダイサギ・チュウサギ・コサギ見分け方」なんていう検索キーワードで調べると、
     細かい違いが整理されていて、見分けるポイントがわかる。
様子を見ていると両足を交互に水底で細かく動かし、
驚いた魚が動いたところを狙っている。
捕食方法は、カワセミと大きく異なる。
カワセミと比べて捕食の確率は低いように見え…。
ダイサギは、白色なので、水中からでもよく見えるのでは?とも思うけれど…。
逆光に白い羽が透ける。
逆光のサギをコントラストが付いた写真にすると、こんな感じ。

カワセミも元気に捕食活動中。
池の全面結氷は溶けているけれど、何かカワセミも寒そう…。
この場所では、珍しい、カワセミとダイサギのツーショット。
若いカワセミのメスの個体もだんだん足のオレンジ色が鮮やかになり、大人になっている。
文章:小池常雄
写真:   同
撮影地:新治市民の森
撮影日:20220211 午後
ブログ編集:小池常雄

2 件のコメント:

井田 和子 さんのコメント...

私も白鷺が3種類あるのを初めて知りました。
逆光に翼を広げた写真は、まるで高貴な生き物の様にみえます。
カワセミを水辺の宝石と呼ぶのはその通りですね。

小池常雄 さんのコメント...

井田和子さま
コメント感謝です。
鳥類のみならず、自然の厳しさの中で生き抜いている野生の生き物全て。それぞれのいきものの違いはあるものの、とても美しいですね。
野生のいきものは、生きている環境の中での姿が美しく。
季節、時間、天候、行動など、それぞれに応じた写真が写せれば…と願っています。
ありがとうございました。
小池常雄