季節は変わる、まちも変わる
春の気配が現れはじめるころとされる立春にぴったりのプログラムと思うが、実際に見つけるのは少し難しい。
そのため春探しの手がかりとして、子ども達には体験学習の資料を参考にスタッフが作成したイラストビンゴが配布される。
里山を巡りながら、ここに描かれている様々な内容を見つけることが、自然の春への変化と知り、感じることになるわけだ。」
「コースは事前にスタッフによる下見が行われ、毎年微妙に変化するものの全体を見れば大きくは変わらない。
町田市立つくし野小学校東門横をスタートして、東急田園都市線「つくし野」駅を横断、横浜市緑区に入り長津田宿市民の森(旧森村学園所有の雑木林)から横浜市立長津田小学校の北側を抜ける。
JR「長津田」駅を見下ろす高台でいったん休憩した後、大石神社・王子神社とそれぞれの鎮守の森を感じながら国道246号を横断、再び里山に向かって歩き出す。」
地域を知る体験になっていると同時に、身近な場所にもまだまだ発見があることに気付いてほしい。
一行はそのまま天王社(牛頭天皇宮)の裏手を抜けてこのコースで最も里山らしい地域を抜けていく。
そして数年前にできた大規模な物流拠点を回りこむと、国道246号つくし野交差点近くに出る。
ここまでくればゴールは目前、町田市に戻り、プロジェクト専用畑がゴールだ。」
「歩きながら、コース沿いの樹木の生態、残された活動の痕跡から推察する動物、今昔のランドマークなど、里山にかかわる様々なことが小池常雄プロジェクトリーダーや高見元久顧問から説明される。
ただ、コースの大半を占める横浜市側は大規模な開発がされていない里山が残る地域である。
そこで、説明してくれた「春への変化」との異なる違いは、実際に現場を前にすると、何とも言いようのない複雑な思いでいっぱいになってしまう。」
「ちなみに今年、子ども達はマツボックリを見つられずに悪戦苦闘していた。そういう筆者は数年来、ミノムシを見つけることができない。」
過去のスクールニュース → http://www.schoolnews.jp/category/schoolnews
取材の岡本さん、ありがとうございました。毎年、一緒に歩いてくださるゆえの記事とつくづく感じます。
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