畑の野菜に、幾何学原理?
こっちはそれでも花蕾…ハナのつぼみのイメージに近い?
ロマネスコは、イタリアのローマもしくはドイツで16世紀頃から作られるようになったアブラナ科・アブラナ属の野菜。日本では生産量が少ないのか、大きなスーパーでたまに見かける程度。
売っていても一つが300円ほど。
ブロッコリーの2倍以上の値段。
ヨーロッパでは一般的な野菜で、ゆでたり炒めたりして食べられるだけでなく、パスタ、ピザ、スープの具材やピクルスの素材…といった具合に様々な料理に利用されているとか?
ロマネスコの最大の特徴は食べる部分、つまり花蕾(からい)の姿。
この種の花蕾は、全体で螺線形をしているのみならず、1つ1つの塊を細かく見ても同じように螺線形を描いていて、それが中心部まで繰り返している。
これがフラクタル(自己相似)と呼ばれる幾何学の構造なのだそう…。
難しいフラクタルの原理が特にわかりやすいのがロマネスコだ…とな?。
ウイキペディアで調べると
「フラクタル(仏: fractale, 英: fractal)は、フランスの数学者ブノワ・マンデルブロが導入した幾何学の概念」…とある。
んんんん? 難しい。
この姿から、かつては
「悪魔の野菜」「神が人を試すために作った野菜」
…とも言われていたとか…!
…そこまで言う?
血管の分岐構造や腸の内壁、海岸線や山の形などはフラクタル構造…とか。
まあ、これから先には、数学者の研究にお任せすることにして…。
要するに、
まあ、これから先には、数学者の研究にお任せすることにして…。
要するに、
「普通に食べている野菜のすがた・かたちを理解するにも、
難しい幾何学の考え方が応用できる」
…というくらいの理解で…。畑で作っているロマネスコの左上の成長部分の中央を次第に拡大すると…。
あれあれ?どこまで拡大しても同じ姿が…。
確かに、自己相似形の姿が次第に小さく中心部まで続いていく…。
活動の収穫物の配分が、初めて手元に残ったので、これまでずっと栽培してきたけれど、初めて実食。
わが家に来たのは、全体の1/4。
裏返して、断面を見るとこんな感じ。
このままでは大きすぎるので、房を切り分けるのだけれど、全体も部分も相似形。
切り分けるとこんな感じ。これは、我が家の奥様の作。
茎ブロッコリーと合わせて…。
上に載っているのはニンニクを焼いたもの…。
〈おまけ:こんな宝石が!!〉
この写真、透明感のある緑に輝く彫刻はロマネスコにそっくり作られている。
材料はデマイントイド・ガーネットという宝石。
1850年代にロシアのウラル山脈で発見されたクロムを含むガーネット。
高い屈折率と分散度をモチ、ダイヤモンドと遜色なく輝く…とか。
これらの写真は、JSさん提供。国立博物館にあった鉱物の展示の中にあったのだそうで…。
それにしても最初は、こんな形の鉱物があるのか?!と思ってしまった。
文章:小池常雄
写真: 同
ブログ編集:同
♥♥
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