シジュウカラの新居探し…
3月も末のこの時期、人間も進学や転勤や引越しの時期だけれど、シジュウカラも新居探しで忙しい。
昨年はこのうち2つに営巣した実績があるけれど、食卓南側の2つがよく見えて観察しやすい。
これは切妻型の巣箱。
この巣箱は最初の頃、試行錯誤した試作品を修理しながら使っている。
もう築年、16年以上。
いわば古屋だけれど人気がある。
背板が傷んで隙間ができたので、あたらしい材を足している。
巣箱掃除用の一部開閉式ではなく、掃除のときは屋根板のねじを外す方式。
見ているとつがいが来て穴の中を覗いたり、交互に中に入ってみたり、巣箱だけでなく周辺の木々や屋根まで、矯めつ眇めつ(ためつ ながめつ:あるものを、いろいろの方面からよく見るようす)してる。
安全に、大切な年に一度の子育てをするには、物件の状況だけでなく、周辺環境も大切…ということか…。子育ても、ヒトと違って、カラスやヘビ…といった直接的な天敵もいるし。
こっちは、ひし形タイプ。
こちらも入念に、下見…。
中に入ってチェックするのは必ず一匹。
ツガイで交互に中に入ってチェック。
近くの小枝にもそれぞれ留まってみる。
小枝から、新居がどう見えるかもチェック。
この先、家主たる自分は何もできない。
気に入ってもらえ、営巣してくれればいいけれど、近くにはもっと環境が良い庭が広く広がるガーデンレストランがある。
そっちにも私の設計図に基づいた巣箱がいくつもつけてあるから、痛しかゆし…なのだけれど。
幸せな初夏までの時間が、我が家にやってくるといいけれど…。
文章:小池常雄
写真: 同
ブログ編集:同
撮影場所:小池自宅
撮影日:202203中旬
0 件のコメント:
コメントを投稿