Posted on 2022年3月16水 in スクールニュース
スクールニュース vol.625
収穫にワクワクしながら、
ワクワクする収穫をつくる
2022年3月)
「3月に入り、明るい時間は日を追うごとに長くなる。七十二候では桃の花が咲くころとされているけれど、それまでが寒かったプロジェクト専用畑は梅の花が満開だ。
天気予報では東京は4月上旬並みの気温、なんて言葉も聞かれた週末。
12日土曜日の午後、つくし野ビオトーププロジェクトは今年度最後となる定例活動「ジャガイモを植えよう!」を実施。
小学生とその保護者を中心に41名(+スタッフなど8名)が集まった。」
種イモを見せながらモヤシみたいで美味しそうに見える芽は毒!
と強調する小池リーダー
冬を越した作物が育つ専用畑にジャガイモが加わる。
小池常雄プロジェクトリーダーからは、(植えてから収穫までが)早い・(病気に)強い・(食べると)旨い、の三拍子そろった野菜だけれども、芽や緑のイモは毒があるので注意! などとお話がある。
そして、ジャガイモはこれまで植えてきた作物と植え方が少し異なると説明が続く。サツマイモやソラマメと比べてウネは低く。
植付前の耕耘時に混ぜていた肥料は、一部をウネの間に流し込む(溝施肥と呼ぶ)。ジャガイモは種イモよりも上に実るので、芽が出てから土をかぶせてウネを高くしていく、などだが、心は既に畑の中の子ども達。
これらは実際に手を動かしながら体感だ。キャベツや茎ブロッコリーなどを保護者も一緒になって収穫し、ジャガイモにとりかかる。」
鍬をふるうような作業はもちろん大人がするけれど、この日はただ植えるだけじゃなかった子ども達。体を動かせば暑くもなる。奥で休憩中の子達は水分補給中
力仕事のできるお父さんが少なかったか、ウネづくりと並行した溝施肥をある子がスタッフと始めると、見ていた子も加わる。
種イモを植える作業は、穴の中に半割したジャガイモを入れる→力を加えて固定する→土をかぶせる、と、言葉で書けばシンプルだけれども、上手くやる子とそうでない子がいて、後ろが渋滞気味になりがち。
どうすれば効率よくできるか考えた子が、土をかぶせる役目を買って出て少しでも早く作業を進めようとする。
ただその一方で全部やりたいと主張する子もいて、と、プロジェクトを達成するためにどうするか、1人ひとりがいろいろ考えているのだ。」
「これまでの傾向からいうと、植付をした子の収穫プロジェクトへの参加率はなぜか低い。
残念なことと思っていたけれど、例えば、収穫はだれでもワクワクする、この日もそうだった。
その楽しみを後に続く子達にも感じてもらうために来ていると見ることは? いたずら好きな天使の気まぐれではないだろう。
プロジェクトによるとこの日が不定期の特別活動を含めた2021年度24回目のプロジェクトとなり、月平均2回行われてきたことになる。
「感染症対策」という名の人災に振り回されながら続けてきたスタッフの皆さんに頭が下がる。」
過去のスクールニュース → http://www.schoolnews.jp/category/schoolnews/残念なことと思っていたけれど、例えば、収穫はだれでもワクワクする、この日もそうだった。
その楽しみを後に続く子達にも感じてもらうために来ていると見ることは? いたずら好きな天使の気まぐれではないだろう。
プロジェクトによるとこの日が不定期の特別活動を含めた2021年度24回目のプロジェクトとなり、月平均2回行われてきたことになる。
「感染症対策」という名の人災に振り回されながら続けてきたスタッフの皆さんに頭が下がる。」
引用:教育施設系専門月刊誌「スクールアメニティ」が発行する
Webニュース「スクール・ニュース」
編集部の許可を得て転載。
ブログ編集:小池常雄
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