次の活動実施予告・実施済の報告


◎2024年度もつくし野ビオトーププロジェクトを実施します。
〇第2回定例活動は5月11日土と予告していましたが、サツマイモ苗入手の都合で5月19日日専用畑で実施に変更します。
〇 第1回特別活動は、連休期間中に野菜の収穫体験を実施予定です。確定後このブログで紹介します。

2022/07/15

カイコが我が家にやってきた!(その6:羽化から交接)

  ついに カイコ 羽化  
6月11日に3齢の2~3日目に手元にやってきたカイコの幼虫。
6月末には無事、繭になり…。

このあと2週ほどをへて、半分の5頭を差し上げたK家の繭が次々羽化。
我が家の個体は、そろそろと思うけれどまだ1頭しか羽化せず。
羽化した成虫の個体は、人類の5,000年にも及ぶ家畜化によって、飛ぶことができない。
あまりに体が大きく重いのに対して、この貧弱な羽では体を持ち上げる力はない。

カイコは繭の中で脱皮すると、口からタンパク質の繭を溶かす液を口から分泌し、穴をあけて外に出てくる。
下の写真、よく見ると中央んいシミがある。
羽化した後の繭の中には、2つの抜け殻が残る。
下の写真は、羽化前に繭の一部をきり、中の蛹を取り出して観察しやすくしておいたもの。
羽化したときはまだ羽が伸びきっていない。
トンボが羽化する時のように、体液の圧力で羽を伸展し…。
伸展が終わると不要になった体液を、おしっこのように排泄。
トンボは透明な液体だけれど、カイコはこんな茶色。
円形のプラスチック容器の内側に張り付いて、バンザイのポーズ?
まあ、這い上がろうとしているのだけれど、それだけの力はない。
動画はこんな感じ。
メスのお尻から出ているフェロモン袋。
これで、オスを呼び寄せて交接。
羽化した後、ぼっとしていたオスが、にわかに元気になって…。
すぐにメスを見つけて交接。
左の大きいほうがメス。
お腹の中には卵が詰まっている…ということか。
交接の時は、頭部にあるフェロモンを感知する櫛のような触覚は折りたたまれ、面白い顔になる。
文章:小池常雄
写真:SKさん
[注]一部写真はトリミングや色味調整を
小池の責任で行っています。
動画:SKさん
ブログ編集:小池

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