次の活動実施予告・実施済の報告


◎2024年度もつくし野ビオトーププロジェクトを実施します。
〇第1回定例活動は4月20日土専用畑で年間プログラムの発表や新キャベツなどの収穫体験などを実施しました。
〇 第1回特別活動は、連休期間中に野菜の収穫た体験を実施予定です。確定後このブログで紹介します。

2022/07/07

カイコが我が家にやってきた!(その4:5齢からマユへ)

    5齢から マユへ …    
いよいよ、6月30日から7月1日にかけて、5頭ともに繭に…
6月20日5頭すべてが脱皮。
5齢になって10日後の事。
5齢幼虫はともかくよく食べる。
朝夕、桑の葉を交換するのだけれど、5齢も後半になるとそれでは足りず。
規定量は与えたけれど、もっと食べたいという雰囲気を察して、追加を供給。
これは6月26日。
毎朝夕のルーチンのエサの入れ替えと、下に敷くペーパータオルの交換。
処分する食べ残しとフンは、そのままペーパータオルで包んで丸めて処分でき、濡れている要素は無いので、簡単で衛生的。
容器の重量を自動的に除いてくれる秤なので、13.9gがそのまま重量。
2.78g/頭ということ。
この後、4gほどまでぐんぐん成長。
カイコのフンは、蛹になる前に出す最後のウンチと大量のおしっこを除いて乾いたうんち。
扱いやすく、円筒形で齢につれて相似形で大きくなる。
10粒(ウンチ)で、0.14g。
3齢の頃の、1mmに満たないころから比べると、
6mmのウンチは、6の3乗で、216倍の体積!
これは、「まぶし」と呼ばれる蛹になるための支援の容器のようなもの。
封筒でつくる方法も、立体的にフレームで高く作る方法も様々。
昔の農家では、ワラで三角形の立体フレームのようなものを編んで作った。
蛹になる前に出す、最後のウンチ。
なぜかこのウンチだけやわらかく、やや白っぽい。
形も従来の物と異なる。
これと大量のおしっこを出す。
蛹になるのが近づくと、新鮮な桑の葉を与えても、もう食べない。
このまぶし…と決めたら、体を回転させながら繭をつくっていく…。
このまぶしは、トイレットペーパーの芯を1/3に切ったもの。
糸を採るならば、中の繭を殺してしまわねばならず…。
さてはてどうしようか…と。

〈おまけ:相模原市立博物館の展示〉
相模原市立博物や方には江戸時代にこの辺りで盛んだった養蚕で、どのようにカイコを飼育していたとわかる実物の展示があるから、見に行けば??という私の御勧めで見に行ってくれたKさん家族からの写真。
垂直型のまぶしが展示され、ほぼ当家のカイコと同じタイミングで繭に…
保存のために間もなく加熱してしまう…との記載がされている。
昔の農家での飼育作業の様子。
繭の周りのけば立った繭糸を除くための機械。
繭糸を束ねる機械かな??
巻き取られた絹糸。
稲わらで作られた三角形のまぶし。
これは平面的に繭をつくらせる。
天井からつるして展示してあるのは、四角い枠型のまぶし。
カイコの一生を説明しながら絹糸の生産を説明した実物大の展示
文章:小池常雄
写真:SKさん(おまけの相模原市立博物館の写真)、小池
ブログ編集:同

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