次の活動実施予告・実施済の報告


◎2024年度もつくし野ビオトーププロジェクトを実施します。
〇第2回定例活動は5月11日土と予告していましたが、サツマイモ苗入手の都合で5月19日日専用畑で実施に変更します。
〇 第1回特別活動は、連休期間中に野菜の収穫体験を実施予定です。確定後このブログで紹介します。

2022/07/17

北アメリカの草原にて…???

   ガウラ(白蝶草)の群れ咲く場所は?   
白い蝶のような草…という和名をもつ、何とも優雅なこの花が群れ咲く草原はどこ?
原産地の北アメリカの草原ではなく、何のことはない私の自宅から駅方向に1ブロック50mほど行った先の角の空き地。
ガウラは北米原産、地下茎でも、種でも、挿し木でも容易に増えるこの花、
次々下から順に花が咲くので花期がとても長く、猛暑でもとても元気に育つ。
冬が来ても地下茎が残る多年草なので毎年咲く…という特徴を持つ。
実は、この花、10年ほど前に向かって左側の借家の庭に撒かれた種に由来するもの。
当時、野生の花の混合種を庭に撒くことが流行。
北米の草原の何とか…とか、英国の草原がどうした…とかのタイトルが付けられた袋に
入れられて花屋などで売られていたことを思いだす。
そんな種を自宅庭に撒くのは良いのだけれど、最初に書いたように地下茎ができて毎年咲き、種でも増える。
…ついては、借家の借主が転居してしまった後も、庭で毎年咲き、隣の空き地が駐車場として使われなくなった後、ここにも次第に勢力を拡大し…。
ついには、幅員15mほどのつくし野最大幅員メインの通りを横切って、
向かい側の土手の草むらまで、勢力圏:版図を拡大。
更なる増殖を伺っている…という次第。
この種は、様々に規定されている外来種には指定されてはいないけれど、日本の気候に適合したらしく、今後どう版図を広げていくのか気になることろ。
つくし野で、北米の原野の花が咲き誇る姿は、いいのか悪いのか。わからないけれど…。
幅広い市道を隔てた向かい側の斜面まで到達。
ここはクズなどが茂っていて空地は無いのでまだ少ないけれど、ここまで広がると、斜面を這い上がっていきそう…
ネットでの情報では以下のよう
「ガウラは、アカバナ科ヤマモモソウ(ガウラ)属の半常緑性多年草。
初夏から晩秋にかけて長い間咲き継ぎ、環境に合えば常緑のまま越冬しますが、寒さで葉を落とすこともあるようです。
冬は生育が止まり、越年して春になると目を覚まして、また生育を始めます。
一度植え付ければこれを毎年繰り返す、コストパフォーマンスの高い植物です。
ガウラの開花期は、5〜11月。
花色は白、ピンク、赤、複色があり、花径は1.5cmほど。
一つひとつは小さい花ですが、花穂を立ち上げて多数の花が縦の空間を埋めるように咲くので、群植するとダイナミックな景色を作ることができます。
花穂はか細く、少しの風にもゆらゆらと揺れ、楚々とした繊細な雰囲気。薄い花弁から長いしべを伸ばした姿は、蝶が舞っているようにも見えます。
花は3日ほどで散ってしまいますが、次々とつぼみを上げるので、長い期間にわたって開花を楽しむことができます。
ガウラの原産地は北アメリカ。
生育適温は15〜25℃で、暑さにも寒さにも強く、マイナス10℃でも耐えるとされています(一部品種を除く)。
こぼれ種でも増えるほど強健な性質で、手をかけなくてもよく育つ。
草丈は30〜150cmくらい。以前は100〜150cmの高性種がメインでしたが、品種改良が進んで30〜50cmほどの矮性種も出回るようになっている。
少しの風にもゆらゆらと揺れる、たおやかな雰囲気が魅力で、花壇なら中〜後段に、ナチュラルガーデンにも使いやすいでしょう。前述のようにこぼれダネでも増える強健な性質であることから、環境に合うと繁殖しすぎることも。
その時は抜き取って全体の調和を図るとよい。」

下の写真は海外旅行が好きな私の叔母が、以前モロッコに海外旅行に行った際、
世界遺産ウォルビリス古代ローマ遺跡に咲いていたものを写した写真。
現地では、アスコダロと呼ばれているのだそうで…。

〈おまけ:その後の空き地〉
記録的に早く開けた梅雨の後、気が付くとこの場所のガウラが全てきれいに刈り取られていた。
この管理作業で今年生じた種が周辺にたくさんまき散らされることは防げるはずだけれど、いかんせんガウラは多年草。
宿根で地下茎を持つので、暑さが少し収まり、雨が降ればまた芽を出して秋までにはまた花を咲かせるのでは?
根茎を抜き取ってしまわない限り、草刈りしてもこれを繰り返すのでは???
更に人の手でコントロールされていればいいけれど、コントロール下を離れて一度広範囲に繁茂してしまうと、掘り返して地下部分を除去しないかぎりなかなか根絶させることは、容易ではない…ということ。
 つくし野には北米草原に咲くガウラが、よく似合う?  
文章:小池常雄
写真:小池の叔母(TO)、小池
ブログ編集:小池

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